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  1. 湯河原町議会 2002-03-05
    平成14年第1回定例会(第2号) 本文 開催日:2002年03月05日


    取得元: 湯河原町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    最初のヒットへ(全 0 ヒット)                             開 議  午前10時00分 ◯議長【松野 滿君】 みなさん、おはようございます。定刻になりましたので、始めさせていただきます。  ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配布のとおりであります。  会議録署名議員は、会議規則第114条の規定により、議長において、8番 山崎議員、9番 杉本議員の2名を指名いたします。                  日程第1 ◯議長【松野 滿君】 日程第1、議案第1号「湯河原町立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する条例の制定について」を議題といたします。  職員をして、議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【松野 滿君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 おはようございます。議案第1号の提案理由を申し上げます。  公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する法律の一部が改正され、市町村立の義務教育諸学校の学校医等の公務上の災害に対する補償に関しては、都道府県が負担していましたが、改正により、当該市町村が負担することとなったため、新たに条例を整備する必要が生じたことに伴いまして、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当の学校教育課長が説明いたしますので、よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。 ◯議長【松野 滿君】 露木学校教育課長◯学校教育課長【露木行雄君】 おはようございます。それでは、議案第1号の内容について、説明させていただきます。  地方交付税等の一部を改正する法律が、平成13年3月30日に公布されたことによりまして、公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する法律の一部が改正され、平成14年4月1日から施行されることになりました。  法律の改正内容でございますが、従来、市町村立の義務教育諸学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務上の災害に対する補償の経費につきましては、都道府県と国が2分の1ずつ負担しておりました。改正によりまして、学校の設置者である地方公共団体がすべて負担することとなったこと、また公務上の災害に対する補償に関し、必要な事項は都道府県の条例で定められていたものが、改正によりまして、当該市町村の条例で定めることとなったことに伴い、新たに条例を制定するものでございます。  条例の内容について説明させていただきます。恐れ入りますが、2枚目をご覧ください。
     第1条は趣旨を定めるものでございます。  第2条は実施機関の規定でございまして、「補償の実施機関は湯河原町教育委員会とする。」と定めるものでございます。  第3条は通知の規定でございまして、「学校医等の災害が公務上のものであると認定したときは、その旨を補償を受けるべき者に対し、速やかに通知しなければならない。」と定めるものでございます。  第4条は、補償の範囲、金額、支給方法等の規定でございまして、「この条例に定めるもののほか、公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償の基準を定める政令の規定の例による。」と定めるものでございます。  第5条は、報告等の規定でございまして、「補償の実施のため必要があると認めるときは、文書その他の物件を提出させ、出頭を命じ、又は医師の診断若しくは検案を受けさせることができる。」と定めるものでございます。  第6条は、委任規定でございまして、「この条例に定めるもののほか、補償の実施に関し必要な事項は、規則で定める。」というものでございます。  附則でございますが、第1項では、この条例は平成14年4月1日から施行するというものでございます。  第2項の適用区分につきましては、この条例の規定は、平成14年4月1日以後に支給すべき事由が生じた補償並びに同日前に支給すべき事由が生じた傷病補償年金障害補償年金及び遺族補償年金で同日以後の期間について、支給すべきものについて適用するというものでございます。  第3項は、湯河原町非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正でございます。恐れ入りますが、次のページの新旧対照表をご覧ください。  第2条第3項の「公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する法律」の適用を受ける者を、「湯河原町立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する条例」の適用を受ける者に改正するものでございます。  以上、簡単でございますが、説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ◯議長【松野 滿君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 いままで国が半分、都道府県が半分という形であって、今度町ということになりますけどもですね、こういう場合の裏付けですね、財源の。全部町が持たなきゃいけないのか。それとも、そういう場合には、何割かを国とか県とかがという、その辺のところをちょっと説明してもらいたい。 ◯議長【松野 滿君】 露木学校教育課長◯学校教育課長【露木行雄君】 法律の改正ではですね、当然市町村の全額負担ということになってますけども、事例が起きた時点でですね、国と協議すると。国の方はですね、地方交付税による財源措置をする予定というようなことで、いまの段階ではそのぐらいです。 ◯議長【松野 滿君】 17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 まあ、地方分権というのはこういう形で出てくるのかなというね、おそらく国の方に理屈をいわせればね、町立学校なんだから、町がつくった学校だから、町が持てというようなことをいうかも知れない。  しかしね、義務教育はこれを無償とするという法律をつくって、国はやってるわけですよ。よその国に比べて、そういう教育に、日本は特に力を入れているわけですよね。それをね、こういう災害が起きたら地方にかぶせるなんて、とんでもないことでね、予定だとか何とかっていわないで、これはやっぱり声を大きくしてね、あるいは議会の力も必要かも知れませんし、また当町から出ている、まあツルネンさんが文教委員会に所属かどうか知りませんけどもね、やっぱりそういうところでもお願いしてもらって、でないとね、こんな形で次々、次々地方分権やられて、財源が伴わなかったらね、これは大変なことになっちゃうんだよ。だから、聞こえはいいんだよね、地方分権なんて。ところが、次々出てくる内容は、こういうわけなんだよ。  だから、これはどういうふうになるかね、ほんとによく見守って。それから、町村長会でもね、町長がみんなで、どこの町だってこれらをみんなやられてね、不満を持ってると思うんだよね。それを1つの力にする、やっぱり一段の努力が必要だと思うんだよ。その辺についてどうかな。 ◯議長【松野 滿君】 木村教育長。 ◯教育長【木村昌夫君】 この条例改正につきましては、私もいま議員のおっしゃったとおり、何もかも裏付けがなく町村に押し付けるということ、そういうことが非常に多いものでございまして、県にもこのことについては、十分要望させていただいてございます。県の市町村教育長会でも、こういうことのないようにということで要望させていただいておりますけど、いま議員がおっしゃいました、町村会等の方も通じてですね、こういう働きかけをしていきたいと思います。 ◯17番【丸山孝夫君】 終わります。 ◯議長【松野 滿君】 他に質疑はございませんか。               (「質疑なし」の声あり) ◯議長【松野 滿君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  討論を省略し、これより議案第1号を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方は、挙手願います。                  (挙手全員) ◯議長【松野 滿君】 全員賛成。  よって、本案は原案のとおり可決されました。                  日程第2 ◯議長【松野 滿君】 日程第2、議案第2号「湯河原町職員の育児休業等に関する条例の一部改正について」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【松野 滿君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第2号の提案理由を申し上げます。  地方公務員育児休業等に関する法律の一部を改正する法律の施行により、平成14年4月1日から、育児休業の対象となる子の年齢が「1歳未満」から「3歳未満」に引き上げられること等に伴いまして、条例に改正を要しますので、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当の庶務課長が説明いたしますので、よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。 ◯議長【松野 滿君】 平澤庶務課長◯庶務課長平澤喜代司君】 それでは、議案第2号についてご説明させていただきます。恐れ入りますが、3枚おめくりいただきまして、新旧対照表の方をご覧いただきたいと思います。  まず第1条 趣旨のところの「、並びに同法を実施するため」とございますのは、育児休業法に条例への委任規定がないため、追加させていただいたものでございます。  第2条 育児休業をすることができない職員、第3号 「育児休業の承認を請求する日から起算して1年以内に任期が満了する職員及び退職することとなる職員」を「育児休業法第6条第1項の規定により任期を定めて採用された職員」に改正するものでございます。  第3条の再度の育児休業をすることができる特別の事情でございますけれども、第1号につきましては、第5条第2号が追加されたことによります、条文の整理をさせていただいております。  恐れ入ります、次のページをお願いいたします。  第3号といたしまして、「育児休業の請求の際両親が育児休業等により子を養育するための計画について育児休業計画書により任命権者に申し出た職員が当該請求に係る育児休業をし、当該育児休業の終了後、当該職員の配偶者が3月以上の期間にわたり当該子を常態として養育したこと」を追加させていただいております。  第5条の育児休業の承認の取消事由でございますが、第2号といたしまして、「育児休業をしている職員について当該育児休業に係る子以外の子に係る育児休業を承認しようとするとき。」を追加させていただいております。  第5条の2 任期付採用職員の任期の更新について、これも追加させていただいております。「任命権者は、育児休業法第6条第3項の規定により任期を更新する場合には、あらかじめ職員の同意を得なければならない。」旨の規定でございます。  次のページをお願いいたします。  附則でございますが、この条例は平成14年4月1日から施行するものでございます。ただし、次条の規定につきましては、公布の日から施行するものでございます。  第2条の経過措置でございますけれども、「育児休業法の一部を改正する法律の施行日前に改正法の規定によります改正前の育児休業法の規定により育児休業をしたことのある職員につきましては、再度の育児休業をすることができる特別の事情につきまして、改正法の附則に規定する直近の育児休業に係る子が死亡し、又は養子縁組等により職員と別居することとなったことを含む」とした規定でございます。  2項でございますが、「前項の規定は、既に同項の規定による育児休業をしたことのある職員につきましては、適用しない」旨の規定でございます。  以上、簡単ですが説明を終わらせていただきます。 ◯議長【松野 滿君】 これをもって提案の理由の説明を終わります。  これより質疑にはいります。質疑はございませんか。               (「質疑なし」の声あり) ◯議長【松野 滿君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  討論を省略し、これより議案第2号を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに、賛成の方は挙手願います。                  (挙手全員) ◯議長【松野 滿君】 全員賛成。  よって、本案は原案のとおり可決されました。                  日程第3 ◯議長【松野 滿君】 日程第3、議案第3号 「湯河原町職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部改正について」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【松野 滿君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第3号の提案理由を申し上げます。  国家公務員の例に準じ、介護休暇の期間延長と育児又は介護を行う職員の深夜勤務及び時間外勤務の制限について、条例に改正を要しますので、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当の庶務課長が説明いたしますので、よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。 ◯議長【松野 滿君】 平澤庶務課長◯庶務課長平澤喜代司君】 それでは、議案第3号につきまして、ご説明させていただきます。恐れ入りますが、3枚おめくりいただきまして、新旧対照表をお願いいたします。  まず、第8条の2でございますけれども、こちらにつきましては、深夜勤務の制限が適用される職員につきまして、現行「深夜において常態として当該子を養育することができる当該子の同居の親族として規則で定めるもののない職員に限る。」というものを「職員の配偶者で当該子の親である者が、深夜において常態として当該子を養育することができるものとして規則で定める者に該当する場合における当該職員を除く。」に改めるものでございます。  2項の前段につきましては、時間外勤務の制限が適用される職員につきまして、前項と同様の改正をさせていただいております。  次に時間外勤務の制限でございますけれども、「1年を経過する日までの間に360時間」を超えてはならないというものを「1月について24時間、1年について150時間」を超えてはならないというものに改正させていただくものでございます。  恐れ入ります、次のページをお願いいたします。  3項につきましては、前2項の規定につきまして、要介護者を介護する職員に準用するための読み替え規定を整理したものでございます。  次のページをお願いいたします。  第15条 介護休暇でございますけれども、現行「3月」から「6月」というふうに改正するものでございます。  附則でございますが、この条例につきましては、平成14年4月1日から施行するものでございます。  2項でございますが、改正後の湯河原町職員の勤務時間及び休暇等に関する条例、第8条の2第2項の規定につきましては、この条例の施行日以降にする請求から適用し、同日前にした請求による時間外勤務の制限については、なお従前の例によるものでございます。  第2条 経過措置でございます。すでに介護休暇の承認を受けている職員が、施行日におきまして、3月を経過していない場合におきましては、職員の介護休暇の期間について、「連続する6月の期間内」とございますのは、「当該状態についての介護休暇の初日から起算して6月を経過する日までの間」とするものでございます。  以上、簡単ですが説明を終わらせていただきます。 ◯議長【松野 滿君】 これをもって提案の理由の説明を終わります。  これより質疑にはいります。質疑はございませんか。13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 基本的に、労働時間が短縮されることはいいことなんですけとも、この現状のですね、労働時間の実態というのは、どのくらいになるんですか、残業ですね。ここでいう時間外の実態というのはどのくらいなんですか。 ◯議長【松野 滿君】 平澤庶務課長◯庶務課長平澤喜代司君】 こういう適用される職員についてだと、請求等は受けておりませんが、現状ではですね、ほとんどやっていない状態だと認識しております。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 ほとんどやってない実態だということでしょうけども、こういうふうに年間で約210時間の時間外の労働が短くなるわけなんですけども、これについていまワークシェアリングが騒がれていますが、こういう人たちに対するですね、新規の採用とか、あるいは定数の増とか、そういうような角度では考えていないんですか。 ◯議長【松野 滿君】 平澤庶務課長◯庶務課長平澤喜代司君】 現在のところ、考えておりません。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 終わります。 ◯議長【松野 滿君】 他にございませんか。               (「質疑なし」の声あり) ◯議長【松野 滿君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  討論を省略し、これより議案第3号を挙手により採決いたします。
     本案は、原案のとおり決することに、賛成の方は挙手願います。                  (挙手全員) ◯議長【松野 滿君】 全員賛成。  よって、本案は原案のとおり可決されました。                  日程第4 ◯議長【松野 滿君】 日程第4、議案第4号 「湯河原町職員の給与に関する条例及び湯河原町の臨時的に任用された職員の分限に関する条例の一部改正について」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【松野 滿君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第4号の提案理由を申し上げます。  保健婦助産婦看護婦法の一部を改正する法律の施行により、湯河原町職員の給与に関する条例の医療職給料表の備考欄における「看護婦」を「看護師」に、また、湯河原町の臨時的に任用された職員の分限に関する条例第2条第7号の規定を、「義務教育諸学校等の女子教育職員及び医療施設、社会福祉施設等の看護婦、保母等の育児休業に関する法律第15条第1項」から「地方公務員育児休業等に関する法律第6条第1項」に改めるため、条例に改正を要しますので、本案を提出するものであります。  よろしくご審議の上ご賛同いただきますよう、お願い申し上げます。 ◯議長【松野 滿君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑にはいります。質疑はございませんか。               (「質疑なし」の声あり) ◯議長【松野 滿君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  討論を省略し、これより議案第4号を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに、賛成の方は挙手願います。                  (挙手全員) ◯議長【松野 滿君】 全員賛成。  よって、本案は原案のとおり可決されました。                  日程第5 ◯議長【松野 滿君】 日程第5、議案第5号 「湯河原町職員の再任用に関する条例の一部改正について」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【松野 滿君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第5号の提案理由を申し上げます。  地方公務員等共済組合法の一部を改正する法律の施行により、平成14年4月1日から特定警察職員等の定義を定める同法の規定が、「附則第25条の2第1項第1号」から「附則第18条の2第1項第1号」に改正されることに伴いまして、条例に改正を要しますので、本案を提出するものであります。  よろしくご審議の上ご賛同いただきますよう、お願い申し上げます。 ◯議長【松野 滿君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑にはいります。質疑はございませんか。17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 ちょっと聞いてみたい。ここでいう「特定警察職員等」は、これはどういうものを指すんですかね。「等」って書いてあるんだけど。 ◯議長【松野 滿君】 平澤庶務課長◯庶務課長平澤喜代司君】 こちらの「等」につきましては、消防職が含まれますので、条例に規定してあるものでございます。 ◯議長【松野 滿君】 17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 そうすると、「特定警察職員等」の「等」の方が適用されるんで、この「警察職員」ていうのは関係ないわけだね、わかりました。 ◯議長【松野 滿君】 他に質疑はございませんか。               (「質疑なし」の声あり) ◯議長【松野 滿君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  討論を省略し、これより議案第5号を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに、賛成の方は挙手願います。                  (挙手全員) ◯議長【松野 滿君】 全員賛成。  よって、本案は原案のとおり可決されました。                  日程第6 ◯議長【松野 滿君】 日程第6、議案第6号「公益法人等への職員の派遣等に関する条例の制定について」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【松野 滿君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第6号の提案理由を申し上げます。  公益法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律が平成14年4月1日から施行されることに伴いまして、職員派遣に必要な条例を制定するため、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当の庶務課長が説明いたしますので、よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。 ◯議長【松野 滿君】 平澤庶務課長◯庶務課長平澤喜代司君】 それでは、議案第6号についてご説明申し上げます。恐れ入りますが、1枚おめくりいただきまして、条例の方をご覧いただきたいと思います。  第1条 趣旨でございます。この条例は法律の規定に基づきまして、公益法人等への職員の派遣等に関し、必要な事項を定めるものとするものでございます。  第2条 職員の派遣でございます。任命権者は派遣できる団体といたしまして、法に掲げる団体のうち、次の各号のいずれかに該当するもので、規則で定めるものとの間の取決めに基づき、当該団体の業務にその役職員として専ら従事させるため、職員を派遣することができるものでございます。  (1)町が基本金その他これに準ずるものを出資している団体、(2)町から委託を受けて、又は町と共同して行う業務を実施する団体、(3)前2号に掲げるもののほか、町の事務又は事業を補完し、又は支援すると認められる業務を実施する団体でございます。  第2項は、派遣対象外職員でございます。  (1)臨時的に任用される職員その他の法律により任期を定めて任用される職員。ただし、地方公務員法によります再任用及び再任用の短時間勤務職員、同じく組合職員のうちの再任用及び再任用短時間勤務職員を除くものでございます。(2)非常勤職員、(3)条件附採用となっている職員、(4)定年等に関する条例の規定により引き続き勤務されることとされ、又は期限を延長することとされている職員でございます。(5)地方公務員法第28条第2項各号、心身の故障、刑事事件への起訴等の事由に該当して休職にされ、又は同法第29条第1号各号、懲戒事由でございますけれども、これらの事由に該当して停職にされている職員、その他職務に専念する義務を免除されている職員を派遣対象外職員とするものでございます。  第3項につきましては、派遣先との取決め事項でございます。  (1)職員派遣を受ける団体における福利厚生に関する事項、(2)派遣先団体における業務の従事の状況の連絡に関する事項でございます。  次のページをお願いします。  第3条は、派遣職員の職務への復帰でございます。  (1)職員が派遣先団体の役職員の地位を失った場合、(2)派遣職員の職員派遣が法又はこの条例の規定に適合しなくなった場合、(3)派遣職員の職員派遣が前条第1項に規定する取決めに反することとなった場合、(4)派遣職員が分限処分でございます心身の故障により勤務が困難又は的確性の欠如に該当することとなった場合、(5)派遣職員が心身の故障によります長期療養、刑事事件に関し起訴された場合に該当することとなった場合又は水難、火災その他の災害により生死不明若しくは所在不明となった場合でございます。(6)派遣職員が懲戒事由でございます法令等の違反、全体の奉仕者としてふさわしくない行為に該当することとなった場合でございます。  第4条 派遣職員の給与でございます。派遣職員のうち、地方公共団体の事務又は事業の効率的又は効果的な実施が図られると認められる業務に従事するものには、その職員派遣の期間中、給料、扶養手当、調整手当、住居手当及び期末手当のそれぞれ100分の100以内を支給することができるとした規定でございます。  第5条は、職務に復帰した職員に関する職員の給与に関する条例の特例でございます。  職務に復帰した職員に関する湯河原町職員の給与に関する条例、第17条第1項、これは休職者への給与支払いの規定の適用でございますから、この適用につきましては、派遣先団体において就いていた業務を公務とみなすものでございます。  第6条は、派遣職員の復帰時における処遇でございます。  派遣職員が職務に復帰した場合におけるその者の職務の級、給料月額及び昇給期間については、部内の他の職員との均衡上必要と認められる範囲内において、規則で定めるところにより、必要な調整を行うことができるとしたものでございます。  第7条につきましては、職員派遣の期間中に退職した派遣職員に関する退職手当の算定の基礎となる給料月額の特例でございます。  派遣職員が、その職員派遣の期間中に退職した場合に支給されます退職手当の算定の基礎となります給料月額につきましては、部内の他の職員との均衡上必要があると認められるときは、前条の規定の例により、その額を調整することができる旨の規定でございます。  第8条は、企業職員又は技能労務職員である派遣職員の給与の種類でございます。  企業職員又は技能労務職員である派遣職員のうち、第4条と同様の業務に従事するものにつきましては、その職員派遣の期間中、給料、扶養手当、調整手当、住居手当及び期末手当を支給することができる旨の規定でございます。  第9条は報告でございます。  町長を除く任命権者は、規則で定めるところにより、派遣職員の派遣先団体における処遇の状況等及び職員派遣後職務に復帰した職員の処遇の状況等を町長に報告しなければならない旨の規定でございます。  附則でございますが、施行期日につきましては、平成14年4月1日でございます。  第2項の特例一時金の支給でございますが、当分の間、特例一時金を支給をするために、必要な整理をさせていただいたものでございます。  第3項でございますが、派遣職員につきましては、職員定数外となりますので、定数条例につきまして、所要の整理をさせていただいたものでございます。  以上、簡単でございますが、説明を終わらせていただきます。 ◯議長【松野 滿君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 この派遣の定義をまず確認したいんですけれど。 ◯議長【松野 滿君】 平澤庶務課長◯庶務課長平澤喜代司君】 派遣の定義とは、派遣先の業務にその役職員として、専ら従事するということが定義でございます。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 第2条第1項から3項がございますが、この中に既存のですね、町の団体等はあるんですか。それをちょっと報告してもらえますか。 ◯議長【松野 滿君】 平澤庶務課長◯庶務課長平澤喜代司君】 私どもで想定をしておりますのは、社会福祉法人でございます湯河原町社会福祉協議会、又は湯河原町商工会、湯河原町森林組合、湯河原町土地開発公社などを想定しております。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 実際、こういうところに、過去において派遣された職員の方はいらっしゃるんですか、こういう条例ができる以前において。 ◯議長【松野 滿君】 平澤庶務課長◯庶務課長平澤喜代司君】 過去におきまして、社会福祉協議会でございますとか、商工会の方に派遣した事例はございます。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 最後の参考資料の中の既存の条文をかえるというところですけども、第3条の2項「定数に欠員を生ずるまで、その職員を定数外とすることができる」という、これは既存の条文なんですけども、これは具体的にはどういうことなんでしょう。 ◯議長【松野 滿君】 平澤庶務課長◯庶務課長平澤喜代司君】 ここに書いておりますのは、休職者ですとか派遣職員が復職した場合において、その場合に定数を超えてしまったということが生じた場合には、欠員が生ずるまでは、その職員を定数外にしておくことができるというものの例外規定ということでございます。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。
    ◯13番【小澤眞司君】 この定数外というのは、職員の身分としてはどういう扱いになるんですか。単純に定数外ということは。 ◯議長【松野 滿君】 平澤庶務課長◯庶務課長平澤喜代司君】 職員の身分としては、当然のことながら保有してございます。  ただし、定数には入らないということでございます。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 ちょっとまだ理解できないんですけど、職員でいて定数外というのは、ちょっとまだいまの答弁では理解できないんですけど、どういうことなんですか。 ◯議長【松野 滿君】 平澤庶務課長◯庶務課長平澤喜代司君】 職員の身分は、当然のことながら保有しておりますが、休職とか派遣職員につきましては、職務を専念する義務が免除されることになりますので、そういったことでですね、定数外というのは職員定数条例上の定数には入らないという解釈でございます。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 ちょっと戻りますが、第3条にですね「派遣された職員が派遣先団体の役職員の地位を失った場合」とありますよね、この地位というのは、これは具体的に何を指しているんですか。 ◯議長【松野 滿君】 平澤庶務課長◯庶務課長平澤喜代司君】 そこの役職員をですね、たとえば辞職したとか退職になったとか、そういうことを指しております。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 これはね、実際皆さん方職員がですね、派遣される場合もあり得るわけですね。これは近々そういうことを想定した上で、この条例を提出なさっているのか。それとも、当分の間こういう職員はいませんよと考えているのか、どちらなんですか。 ◯議長【松野 滿君】 露木総務部長。 ◯総務部長【露木高信君】 ただいまの質問にお答えさせていただきます。  いまのところはですね、こういった形の派遣法に基づいた形で条例を制定しなければならないということで、条例を制定させていただいております。現在のところ、これからこういう形で派遣するかどうかっていうのは今後の問題でですね、いろいろ考えていきたいと。いまのところは考えてないということです。  過去にですね、そういった派遣された形で、住民訴訟とかそういう形のものが提示されてるということで、今回もそれに基づきましてですね、条例化させていただいたというものでございます。 ◯議長【松野 滿君】 他に質疑はございませんか。               (「質疑なし」の声あり) ◯議長【松野 滿君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  討論を省略し、これより議案第6号を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに、賛成の方は挙手願います。                  (挙手全員) ◯議長【松野 滿君】 全員賛成。  よって、本案は原案のとおり可決されました。                  日程第7 ◯議長【松野 滿君】 日程第7、議案第7号「湯河原町手数料条例の一部改正について」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【松野 滿君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第7号の提案理由を申し上げます。  厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済制度の統合を図るための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律の施行に伴いまして、条例に改正を要しますので、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当の財政課長が説明いたしますので、よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。 ◯議長【松野 滿君】 高橋財政課長。 ◯財政課長【高橋茂雄君】 議案第7号のご説明をさせていただきます。3枚目の参考資料をご覧いただきたいと思います。  第6条第2項の第5号に掲げてございます、「農林漁業団体職員共済組合法第78条の規定に該当する者」、こちらにつきましては、戸籍書類の無料証明でございますが、この条文を削って、以下各号を繰り上げるという内容のものでございます。  附則といたしまして、この条例は平成14年4月1日から施行するというものでございます。  非常に簡単でございますが、説明を終わらせていただきます。 ◯議長【松野 滿君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑にはいります。質疑はございませんか。               (「質疑なし」の声あり) ◯議長【松野 滿君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  討論を省略し、これより議案第7号を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに、賛成の方は挙手願います。                  (挙手全員) ◯議長【松野 滿君】 全員賛成。  よって、本案は原案のとおり可決されました。                  日程第8 ◯議長【松野 滿君】 日程第8、議案第8号「湯河原町社会福祉基金条例の一部改正について」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【松野 滿君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第8号の提案理由を申し上げます。  湯河原町社会福祉基金の設置及び運用に関しまして、必要な事項を定めた条例第6条に規定する事業の実施について、第7条の規定に基づき、平成13年度及び平成14年度に基金の一部を処分するため、条例に改正を要しますので、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当の福祉課長が説明いたしますので、よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。 ◯議長【松野 滿君】 柏木福祉課長。 ◯福祉課長【柏木 晃君】 議案第8号につきまして、説明させていただきます。  社会福祉基金につきましては、篤志者からの寄附金を、町が行う社会福祉事業の資金に充てるため、積み立てしております。平成13年度及び平成14年度に、基金の一部を予算に充てるため、条例に処分規定を加える必要がありますので、条例の一部改正をするものでございます。  3枚目の参考資料をお願いいたします。  条例第6条の次に、第7条 処分規定といたしまして、「町長は、前条各号に規定する事業の資金に充てる場合に限り、基金の全部又は一部を処分することができる。」を加え、第7条を第8条に繰り下げ、また附則の第2項の次に、「第7条の規定により当該基金の中から平成13年度及び平成14年度の一般会計の予算に計上した額を処分した場合において、平成18年度以降積み戻すこととする。」を加えるものでございます。  また、附則といたしまして、この条例は公布の日から施行するものでございます。  以上、簡単ですが説明を終わります。 ◯議長【松野 滿君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 これは基本的には第7条になった条例案ですけども、この条例には規則がありますか。 ◯議長【松野 滿君】 柏木福祉課長。 ◯福祉課長【柏木 晃君】 規則はございません。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 この第7条の追加に関して、第6条ではですね「社会福祉事業の資金に充てるものとする。」ということで、4つの項目がありますが、この第7条で新規に起こした処分の、第6条に関する資金に充てる該当っていうのはどれなんですか。  だから、第6条でですね、「計上して、次の各号に掲げる社会福祉事業の資金に充てるものとする。」って書いてありますね。それで4項目があるわけでしょう。それで、処分として、「前条の各号に規定する事業の資金に充てる場合に限り、基金の全部又は一部を処分することができる。」となっているわけですね。だから、これは具体的には、「基金の全部又は一部を処分することができる。」というのは具体的に何なんですかという質問です。 ◯議長【松野 滿君】 柏木民生部長。 ◯民生部長【柏木一彦君】 第6条の運用益金の処理といいますと、これは基金の利息、要するに果実ですね、それを各福祉施策でやってる事業に充て込みますよといった内容です。  その処分というのは、それ以外のこういった福祉目的に、各事業に充てる場合に限りってことですので、いま想定されてるのは、身障の事業所、作業の場所とか、あと子育て支援センター等々に充てるための、庁舎の一部取得についての事業等、あと14年度で予定してます駅のエレベーター、バリアフリー化に関する事業に充てるための処分を想定しております。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 それで附則の3条を追加してますよね。「13年度及び14年度予算に計上した金額を処分した場合においては、18年度以降積み戻すこととする。」と、実際これを処分しておいて、なぜこれを積み戻すのか、これはどういう関係なんですか。 ◯議長【松野 滿君】 柏木民生部長。 ◯民生部長【柏木一彦君】 基本的に現在、2月末現在で約1億2,900万円ほどの基金がありますが、それを処分して各事業に充てるってことで、13年度のこの補正で、のちほど出てきますが、あと14年度の新規事業として、バリアフリー化の事業に充てるために処分するといった内容ですが、財政的に余裕が出た段階でですね、18年度以降になりますと、財政的に余裕が見込まれますので、その時点でまた基金を積み戻すような形をしたいなっていうことで、一応この条文を入れさせていただきました。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 言葉の綾をとっちゃ悪いんですけども、18年度以降、いまの柏木部長の、要するに財政面がよくなるという裏付けは何なんですか。 ◯議長【松野 滿君】 柏木民生部長。 ◯民生部長【柏木一彦君】 財政上の資金収支の関係で、資金計画を立てております。まあ財政が答えるべきものだと思いますが、それによりますと、18年度以降多少余裕が出てくるっていうことで、そういった意味も含めまして、18年度以降なら余裕が多少出て、その繰越金等々について、予算の許す範囲で、基金へ積み戻すというような、町側の理事者の意向を汲みまして、ここへ条文として入れさせていただいたものです。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 では、その担当部長に、いまの発言の裏付けをしていただけませんか。 ◯議長【松野 滿君】 鈴木企画調整部長。 ◯企画調整部長【鈴木 譲君】 民生部長からお答えしていただきましたけれども、先にご論議をされてる合併の中でも、起債の償還計画はお示しをしてございますが、16年・17年度が起債のピークというようなことで、後年度借り替えの予定も立っておりますので、低利債への切り替えができるということで、ご了解がいただきたいというふうに思っております。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 基本的にはね、町の予算ていうのは単年度だと思うんですよね。単年度決算であってですね、将来に、要するにこういう形で積み戻すという条例が、附則にあるにしてもね、的確かどうかなという疑問を持つわけですね。これについては、どうお考えなんですか。 ◯議長【松野 滿君】 鈴木企画調整部長。 ◯企画調整部長【鈴木 譲君】 この基金だって、こうやって積み上げてきたことがここで役立つわけでございまして、ここでまた使ったのちの積み戻しを計画していかなければ、後年度こういうふうな使い方ができないわけでございますから、使ったら使いっぱなしということではなくて、また積み戻す方法っていうのは当然だというふうに考えております。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 だから、基本的にですね、こういう運用について、ちょっと基本的な点が、僕は配慮が欠けているんじゃないかと思うんですね。ですから、あくまでここの部分をですね、積み立てたお金を流用するという分については、現段階では否定はしませんが、先を見越して積み戻しをするということ自体、こういう附則を付けていいのかっていう疑問なんですよね。  確かに、益が出れば積み立てできますよということは、単年度でやってるわけですから、それを18年度以降という期限を付けてやること自体、ちょっと危惧するわけですよ。  だから「13年度及び14年度の一般会計の予算に計上した額を処分した場合において、平成18年度以降」という限定すること自体おかしいんであって、処分したあとですね、やっぱり実際の運用収益を積み立てていくということは、当然だと思うんですよね。  つまり、18年度以降積み戻しをするというのは、どこの原資から積み戻すのかね、その辺の定義もはっきりしてないんですよね。 ◯議長【松野 滿君】 米岡町長。 ◯町長【米岡幸男君】 すいません。本来こういった基金を取り崩さずに、福祉事業を行いたいところでございます。  ただ、こんな理由で資金がないっていうことで、長年バリアフリー化もできなかった湯河原駅のエレベーター、あるいはエスカレーター化ができなかったという経過がございまして、運用利息も非常に低い中で、これを積んでおくことよりも、むしろいまこれを取り崩してでも、町民、あるいは観光客に負担にならないような、バリアフリー化をしていきたいということで、基金の繰り替えをさせていただきました。
     ここまでは問題なかったというふうに思っておりますが、ただこれを崩しっぱなしでも、別に縛られるものはございませんが、やはり将来に向けては、こういったような問題がまた出てくるときを見込んで、少しずつでも余裕財源の中から、この取り崩した分だけを積み戻していこうということで、本当はこれがなければ、一般会計としては楽なところでございますが、こういった縛りをしっかりしている中で、福祉関連の基金をまた活用していくために、将来に向けて運用するための基金を積んでいこうということで、一般会計からこの繰り替え運用させていただきました分を、年次計画を立てながら、余裕財源の中から、この基金としてまた戻していこうということで、ご理解をいただきたいと思います。 ◯議長【松野 滿君】 いいですか。 ◯13番【小澤眞司君】 はい。 ◯議長【松野 滿君】 他に質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ◯議長【松野 滿君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  討論を省略し、これより議案第8号を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方は、挙手願います。                 (挙手全員) ◯議長【松野 滿君】 全員賛成。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  ここで、暫時休憩いたします。10分間休憩します。                             休 憩  午前10時57分                             再 開  午前11時10分 ◯議長【松野 滿君】 休憩中の議会を再開いたします。                  日程第9 ◯議長【松野 滿君】 日程第9、議案第9号「湯河原町漁港管理条例の一部改正について」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【松野 滿君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第9号の提案理由を申し上げます。  漁港法の一部を改正する法律の施行により、法律の題名が「漁港法」から「漁港漁場整備法」に改められることに伴いまして、条例に改正を要しますので、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当の農林水産課長が説明いたしますので、よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。 ◯議長【松野 滿君】 村田農林水産課長。 ◯農林水産課長【村田義秋君】 議案第9号について、ご説明をさせていただきます。  漁港法の一部を改正する法律が昨年成立しまして、法律の題名を「漁港法」から「漁港漁場整備法」に改められ、平成14年4月1日に施行されることに伴いまして、町の漁港管理条例の一部を改正するものでございます。  恐れ入りますが、1枚おめくりください。  今回の条例の一部改正の主な点が3点ございます。まず1点目は、第1条中の「漁港法」を「漁港漁場整備法」に改めるものでございまして、これは以前、漁港の計画的な整備を図る漁港法と、沿岸漁場の整備及び開発を図る沿岸漁場整備開発法の2つの法律があったものでございますけども、このたび1つの法律にまとめさせていただき、目的に水産物の供給の安定、環境との調和に配慮及び豊かで住みよい漁村の振興に資することが追加されまして、漁港それから漁場の総合的・計画的な整備を推進していくことになったものでございます。  2点目は、この条例は22条から成ってございますけれども、第5条、第7条、第11条、第16条及び第18条の各条文中に、字句で「船舟」という言葉がございますけれども、国の模範規定並びに時代にそぐわないということで、「船舶」という字句に改めさせていただいたものでございます。  3点目は、第18条中にあります「漁港修築事業」、この制度が廃止されまして、新たに「特定漁港漁場整備事業」に変わったものでございます。これは、補助メニューが変わったというふうにご理解いただければよいかと思います。  以前、地方分権を図る観点から、国が整備計画等を定めていたわけですけれども、これからは国が基本方針を定めまして、各地方公共団体において整備計画を定めて、個々に事業を展開できるということがございます。  なお、策定でございますけれども、国の採択基準に合致してることが条件となるものでございます。  それから、附則としまして、3項目ございまして、平成14年4月1日から施行させていただくというものです。それから経過措置が2項目ございまして、この改正前の湯河原町漁港管理条例の規定によりされた処分、手続きその他の行為で現に効力を有するものは、この条例の相当規定によりされた処分、手続きその他の行為とみなすということと、過料の適用については、なお従前の例によるということでございますけれども、この経過措置については、現在のところ該当するものはございません。  雑駁ではございますけれども、以上で説明を終わらせていただきます。 ◯議長【松野 滿君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 参考資料の中にですね、これは使用料というのが書いてありますね。具体的に、こういう使用料を、吉浜及び福浦漁港の中でもらったことはあるんですか。 ◯議長【松野 滿君】 村田農林水産課長。 ◯農林水産課長【村田義秋君】 使用料の徴収については、ございません。 ◯議長【松野 滿君】 他に質疑はございませんか。17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 ちょっと1点だけお伺いします。確かにこの漁港漁場整備法に変えてね、漁港だけじゃなくて、おそらくこの魚の住みかの漁礁なんかもやっていくということで変えたんで、これはいいと思うんですけど、18条のですね「特定漁港漁場整備事業」という、ここでね「特定」と出てるけど、この「特定」っていうのは、どういうものを指すんでしょう。  わかんなきゃ、あとでいいよ。 ◯議長【松野 滿君】 他に質疑はございませんか。               (「質疑なし」の声あり) ◯議長【松野 滿君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  討論を省略し、これより議案第9号を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方は、挙手願います。                  (挙手全員) ◯議長【松野 滿君】 全員賛成。  よって、本案は原案のとおり可決されました。                  日程第10 ◯議長【松野 滿君】 日程第10、議案第10号「湯河原町営住宅条例の一部改正について」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【松野 滿君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第10号の提案理由を申し上げます。  公営住宅法施行令の一部を改正する政令の施行により、単身入居者の資格要件に「ハンセン病療養所入所者等」を追加し、中尾曽根住宅を用途廃止するため、条例に改正を要しますので、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当の土木課長が説明いたしますので、よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。 ◯議長【松野 滿君】 高橋土木課長。 ◯土木課長【高橋武文君】 議案第10号につきまして、ご説明申し上げます。恐れ入りますが、2枚おめくりください。  参考資料の新旧対照表で説明させていただきます。現行、入居者の資格 第6条第2項文中に「、第3号及び第4号」とあるものを、改正後では「及び第3号から第5号まで」に改め、7号として「ハンセン病療養所入所者等に対する補償金の支給等に関する法律(平成13年法律第63号)第2条に規定するハンセン病療養所入所者等」を追加し、別表(第3条関係)では、「中尾曽根住宅 湯河原町吉浜237番地」とあるものを、現在入居者がいないことと、昭和28年建築と古く、取壊しをする必要が出てきましたので、改正後では削除するものでございます。  また、附則といたしまして、この条例は公布の日から施行するというものでございます。  簡単ですが、説明を終わらせていただきます。 ◯議長【松野 滿君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。               (「質疑なし」の声あり) ◯議長【松野 滿君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  討論を省略し、これより議案第10号を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方は、挙手願います。                  (挙手全員) ◯議長【松野 滿君】 全員賛成。  よって、本案は原案のとおり可決されました。                  日程第11 ◯議長【松野 滿君】 日程第11、議案第11号「湯河原町下水道条例の一部改正について」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【松野 滿君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第11号の提案理由を申し上げます。  下水道法施行令の一部を改正する政令の施行により、特定事業場からの下水の排除制限に係る水質の基準を定める項目が追加されたことに伴いまして、条例に改正を要しますので、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当の下水道課長が説明いたしますので、よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。 ◯議長【松野 滿君】 岩本下水道課長。 ◯下水道課長【岩本 栄君】 議案第11号について、ご説明させていただきます。2枚めくっていただきまして、参考資料の新旧対照表で説明させていただきます。  改正の内容につきましては、下水道法施行令の一部を改正する政令の施行によりまして、下水へ排除される水質基準に、アンモニア性窒素等の項目が追加されたことによりまして、下水道条例の特定事業場及び除外施設の水質の排除基準を改正するものでございます。  現行の、特定事業場から下水の排除の制限の第9条第1項「第1号から第4号」を「第2号から第5号」としまして、第1号に「アンモニア性窒素、亜硝酸性窒素及び硝酸性窒素含有量1リットルにつき380ミリグラム未満」を加えるものでございます。  現行の第9条第2項を「特定事業場から排除される下水に係る前項に規定する水質の基準は、次の各号に掲げる場合においては、同項の規定にかかわらず、それぞれ当該各号に規定する緩やかな排水基準とする。」  1号といたしまして、「前項第1号に掲げる項目に係る水質に関し、当該下水が当該公共下水道からの放流水に係る公共の水域又は海域に直接排除されたとした場合においては、水質汚濁防止法の規定による環境省令により、又は同法第3条第3項の規定による神奈川県条例により前項第1号に定める基準より緩やかな排水基準が適用されるとき。」  第2号といたしまして、「前項第2号から第5号までに掲げる項目に係る水質に関し、当該下水が河川その他の公共の水域に直接排除されたとした場合においては、水質汚濁防止法の規定による環境省令により、当該各号に定める基準より緩やかな排水基準が適用されるとき。」に改めるものでございます。  現行の除外施設の設置でございますが、第10条第1項の「第3号・第4号」を「第4号・第5号」とし、また第2項の「第4号~第6号」を「第5号~第7号」といたしまして、それぞれ「第1項第3号」と「第2項第4号」に、それぞれ「アンモニア性窒素、亜硝酸性窒素及び硝酸性窒素含有量1リットルにつき380ミリグラム未満」を加えるものでございます。  次の現行の「7号」を「8号」といたしまして、現行の下線部分を「神奈川県生活環境の保全等に関する条例第28条」に、また「第4号」を「第5号」に改めるものでございます。  なお、附則といたしまして、この条例は公布の日から施行するものでございます。  簡単ですが、説明を終わらせていただきます。 ◯議長【松野 滿君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 この第9条のですね、「特定事業場」っていうのは、湯河原町にはどのくらいあって、その規制を受けている業者っていうのは何件ぐらいあるんですか。 ◯議長【松野 滿君】 岩本下水道課長。 ◯下水道課長【岩本 栄君】 平成13年4月1日現在、県に指定されています特定事業場は303件で、そのうち、下水道に接続されているものは、約250件ほどございます。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。
    ◯13番【小澤眞司君】 このアンモニア性窒素ですけども、このアンモニア性窒素をですね、使っている、あるいは対象となるような事業場っていうのはどのくらいあるんですか。 ◯議長【松野 滿君】 岩本下水道課長。 ◯下水道課長【岩本 栄君】 先ほどいいました対象件数が303件という、湯河原町全体で303件ということでございます。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 いや、「アンモニア性窒素及び亜硝酸性云々」と書いてありますけども、これが実際に排出されているような、あるいはこれから出そうという企業だけの話ですよ。 ◯議長【松野 滿君】 岩本下水道課長。 ◯下水道課長【岩本 栄君】 アンモニア性窒素につきましては、畜産または工場の工場肥料から出てくるものでございます。いま、下水道の計画の中には、その直接の該当する件数はございません。 ◯議長【松野 滿君】 他に質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ◯議長【松野 滿君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  討論を省略し、これより議案第11号を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方は、挙手願います。                  (挙手全員) ◯議長【松野 滿君】 全員賛成。  よって、本案は原案のとおり可決されました。                  日程第12 ◯議長【松野 滿君】 日程第12、議案第12号「湯河原町火災予防条例の一部改正について」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【松野 滿君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第12号の提案理由を申し上げます。  消防法の一部を改正する法律及び危険物の規則に関する政令の一部を改正する政令が公布され、ヒドロキシルアミン等が危険物の品名に追加されたこと、また引火性液体の性状を有する物品で引火点250度以上のものが指定可燃物に追加されたこと等に伴いまして、条例に改正を要しますので、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当の消防本部総務課長が説明いたしますので、よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。 ◯議長【松野 滿君】 小林消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長【小林 徹君】 それでは、議案第12号についてご説明いたします。  今回の改正概要は、危険物の規制に関する政令の一部が、昨年12月1日に施行されたことを受けまして、火災予防条例を改正させていただくものでございます。  平成12年6月に、群馬県内で発生しました化学工場爆発火災において、劇物に指定されておりますヒドロキシルアミンが、新たに危険物の第5類に指定されたことに伴い、指定数量の5分の1以上、指定数量未満のヒドロキシルアミン及びヒドロキシルアミン塩類の規制を加えることでございます。  また、国の規制緩和によりまして、消防法別表の第4類危険物として規制されていました引火性液体の性状を有する物品で引火点が250度以上(例としてはギアオイルとかシリンダーオイルの一部が入ります)が、危険物から指定可燃物に適用され、可燃性液体として規制することが主な内容となっております。  それでは、3枚おめくりいただくまして、参考資料5-1から説明させていただきます。  第31条の6、これは移動タンク貯蔵所のミニローリーを規制してございますが、タンクローリーの排出口を設ける場合につきましては、排出用閉鎖弁に防護措置、いわゆるプロテクターを設けるということでございます。これは、移動タンクが横転事故で、タンクの厚さ3.2mmございますが、タンク自体に損傷がなくても、配管の弁を破損して、漏洩した事故があったために、ミニローリーにおきましても、準用するものでございます。  次に第33条第1項第4号の次に、次の2項を加えるものでございます。「可燃性液体類は、炎、火花若しくは高温体との接近又は過熱を避けるとともに、みだりに蒸気を発生させないこと。」、6号としましては「前号の基準は、可燃性液体類を貯蔵し、又は取り扱うに当たって、同号の基準によらないことが通常である場合においては、適用しない。」という特例になっていて、「この場合において、当該貯蔵又は取扱いについては、災害の発生を防止するため十分な措置を講ずること。」となっております。  次のページをお願いします。  別表第7の関係は、条例上、指定可燃物を指定してございます。これは、藁とか炭及び可燃性液体類を示してございますが、その7号に、今回規制緩和の一環としまして、字句の改正並びに1気圧において引火点が250度以上、先ほど述べましたギアオイルとかシリンダーオイルで、一部250度以上になるものが、今回危険物から外れて、この指定可燃物のうちの可燃性液体類になるものでございます。  次に附則でございますが、附則第1条 この条例は、平成14年6月1日から施行させていただくものでございます。  ただし、附則第2条及び第3条第1項の規定につきましては、公布の日から施行し、平成13年12月1日から適用するものでございます。これは、ヒドロキシルアミン等が該当する施設をいっております。  次の第2条が、少量危険物について指定してございますが、第2条の第1項で、これはヒドロキシルアミン等取り扱ってる配管の特例が6項目ございますが、この6項目に該当しない既存のヒドルキシルアミンを取り扱うものにつきましては、第1号としまして、「設置される条件及び使用される状況に照らして、十分な強度を有し、かつ、漏れない構造であること。」それから、ヒドロキシルアミンの指定数量がございますが、第1種につきましては2kg以上10kg未満、第2種につきましては20kg以上100kg未満の指定数量未満の少量危険物である場合について、適用するということでございます。  次のページをお願いします。  2項でございますが、これはヒドロキシルアミン等のタンクの特例を規定してございます。タンクの鋼板の厚さとか、水張り試験とか、圧力タンクにおいては水圧試験をやったり、または屋外タンクの底板の錆止めをしなければいけませんが、ヒドロキシルアミン等を貯蔵する特例としまして、当該規制対象になるタンクが鋼板その他金属板で造られ、かつ漏れない構造である場合に限り、適用しないということでございます。  第3項としましては、これも表示の特例で、ヒドロキシルアミンを貯蔵する容器の特例、それから数量や火気厳禁、衝撃注意等の看板については、本年の11月30日までの間は適用しないこととなっております。  第4項もヒドロキシルアミン等の特例になっておりますが、少量危険物である旨の品名、数量、防火上の注意事項、それから防火上の建物等の隔離距離とか、貯蔵場所の不燃措置等がうたってございますが、これらに基準していないものについても、本年5月31日までは適用しないということになっております。つまり、6月1日からは新規基準を適用するということでございます。  それから、第3条でございます。指定数量未満の危険物等の貯蔵及び取り扱いの関係でございますが、まず届け出の特例でございます。  先ほど述べましたヒドロキシルアミンというのは、今回劇物から危険物の第5類に追加されましたが、無色針状の吸湿性結晶で、アルコール、酸、冷水に溶け、水溶液は強いアルカリ性を示すとともに、酸と作用して塩をつくるものでございます。これは特に、今回の工場におきましては、半導体の洗浄剤としてつくられたものでございます。常温は不安定で、多少分解し、約130度で爆発するものでございます。  これらヒドロキシルアミン等につきまして、新たに貯蔵して取り扱うものについては、本年の5月31日までにその旨を、少量の届け出をしなさいということです。  第3条第2項につきましては、新たに可燃性液体類として指定可燃物となる届け出期日の特例でございます。これにつきましては、引火点が250度以上となる液体性可燃類を、本年の8月31日までにその旨を届け出することとなっております。  3項には、今回の法令改正におきまして、規制緩和の一環で危険物でなくなるものについても、本年の8月31日までに消防長に届け出なければならない義務となっております。  いずれにしましても、町内におきましては、ヒドロキシルアミン及びヒドロキシルアミン塩類、それから新たに危険物から可燃性液体になる指定可燃物等は、とりあえず該当はございません。  以上で終わります。 ◯議長【松野 滿君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 火災予防条例の改正なんですけども、これは一部改正なもんで、31条からしか出てないんですけどもね、たとえば火災予防上、たき火なんかする場合ね、予め大きなたき火だと、事前に消防へいっとけばね、近所から火事と間違えて通報がいっても、「いや、あれは届けが出ているよ」とこういうようなことをやってるわけですけどもね、どの程度のたき火の場合にいうか。たき火といってもいろいろあるからね。その辺は何かあるんですかね。 ◯議長【松野 滿君】 小林消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長【小林 徹君】 通常の火災類似行為というのは、野焼きをする場合をいっておりますけども、一般のところでたき火する場合に、やはり間違えるんで、一応届け出としては、電話等で「何々廃材を燃やす」とか、そういう形を指導しております。  そういうのを予め受けておくと、たまたま通報のあった場合には、「あそこはたき火をやってます」という形で対応してございます。 ◯議長【松野 滿君】 17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 だからそういうのをね、知らない人はいっぱいいるわけですよ。そういうことを。だから、つい庭で燃やしちゃうとかあるわけ。予めだからそういうお互いにね、これはたとえば間違えて出動すれば、大変なお金がかかっちゃうわけですよ。  だから、その辺がね、そういうのを予め周知徹底する何かを考えておいた方がいいんじゃないかということでいってるわけですよ。知ってる人はいいかも知れないけどね。たき火ぐらいっていうんでやっちゃうと。そうすると、煙がうんと出るたき火もあるしさ、そうすると遠くから見て、「あれは火事じゃないか」っていうんで、電話する。いわゆる町民にね、周知徹底するという、いわゆる間違って飛び出すことを防ぐためにも、それは何か考えていませんかね。 ◯議長【松野 滿君】 小澤消防長。 ◯消防長【小澤 稔君】 お答えさせていただきます。  特に、いま総務課長の方でご説明しましたように、規模的には通常のたき火なんかですと、届け出を特にということはしてはないですけども、たき火というふうのがむしろ町なかに近いといいますか、そういうような状況がありますんで、その辺はいろんな意味で周知徹底をしていくことがよろしいというふうに当然理解しております。  そういう意味で、春・秋の火災予防週間中等のPR活動の中にも、そういった届け出をしてくださいというようなことは積極的に動いておりますけれども、よりまた今後、その周知方法についてはですね、それに加えまして、検討の上、やはりお届けをいただくという方のが、いろんな意味での間違いにならないような形で、あるいは皆さんにご心配をかけないような形での対策は講じていきたいなというふうに考えます。 ◯議長【松野 滿君】 17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 そこでその誤報ということで、実は一昨日ですか、1日2回もサイレンが鳴りましてね、びっくりしたんですけど、冬だからっていうことがあるけど。  鍛冶屋の団地の4号棟ですか、これは誤報だったということなんだけども、放送ではですね、鍛冶屋の4号棟が火災だと。そのあとの放送では鎮火しましたと。燃えてないのが鎮火っていうのはね、ちょっとこの辺がもう少し知恵が必要じゃないか。  なぜかっていうとね、やっぱりあのサイレンというのはね、人間の心臓によくないんですよね。弱い人はショックを受けるし、特に病院なんかで動けないで寝てる人なんていうのはね、ああいうのを聞いただけで大変ショックを受ける。これはもう想像に固くないと思うんですよね。それで、子供なんかでも、何か非常にこうサイレンを聞いただけで緊張してですね、だから鳴らすなとかそんなことをいってるんじゃないんですけどもね。  それで、実はあれは誤報だったんだと、火事じゃなかったんだという放送をすれば、「ああ、よかったな」ということになるんだけども、燃えてなくっても鎮火しましたっていう放送はね、ちょっとやっぱり心臓によくないんで、その辺のところはもう一工夫あっていいんじゃないかということなんですよ。その辺何かいい知恵ないもんですか。もともと誤報だったんだから、誤報っていってはまずいのかどうか。その辺どうでしょうかね。 ◯議長【松野 滿君】 小澤消防長。 ◯消防長【小澤 稔君】 誤報であったことがまずいかどうかと、その辺のPRっていいますか、報告なりにつきましてはですね、いろんな解釈のしようがあると思うんですね。とりようがあると思います。  それで、確かに誤報であったことは事実なわけでございます。ああいったビルでの火災だというご連絡をいただいた、通報をいただいたということで、はしご車まで出動した状況でございます。  そういった中で、行ったら火がなかったことになるわけですけども、今度建物が大きいだけに、各部屋の確認をしないと、誤報なのかどうかという答えが出せないわけですから、そういう意味で鎮火をしましたというような報告に、だいぶ時間がかかったのは事実でございます。  それから、その報告をするにつきましてもですね、果たして誤報、まあいろんなとりようがあると思いますけれども、誤報であったことは事実であるんですけど、誤報であったということがよろしいのかどうか。この辺はひとつ大いに研究をさせていただきたいなと思います。 ◯議長【松野 滿君】 17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 私もね、一工夫してよく考えてくださいよっていってるわけでね、やっぱりあんまり放送でせいせいとやっちゃうだけにね、あとで「あれは誤報だよ」、「鎮火っていったじゃないか」っていうのは、これはやっぱりあんまりいいことじゃないと思うんですよ。事実は違うんだから。  まあいたずらもあるよね。火事じゃないのに電話して、行かなきゃなんない場合もある。だから、誤報もあるし、いたずらもあるけれども、やっぱり事実は事実でね、いった方がいいような気がしてるんで、あえてここで取り上げてるわけですから、いま一段の工夫をお願いをしたいということです。 ◯議長【松野 滿君】 他に質疑はございませんか。13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 このヒドロキシルアミン塩類ですね、これも対象になってますね。それで、このヒドロキシルアミンがですね、私が調べた資料の中にはですね、殺虫剤や除草剤の原料として使われているんですね。それはご存じでございますか。 ◯議長【松野 滿君】 小林消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長【小林 徹君】 先ほどの、たまたま今回の法令改正そのものが、主に半導体の洗浄剤としてという例示があったんですが、その他いろいろなそういう農薬とか何かにも使われております。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 これはですね、なぜこういうことを質問するかというと、鉄イオンとか銅イオンとかを触媒にして、発熱するんですよね。一定温度に、逆に加熱すれば、危険な物体になっていっちゃうわけですよ。  殺虫剤や除草剤もね、こういうような劇薬が使われているということ自体、非常に危険だと思うんですけども、家庭の中でですね、万が一そういう除草剤や殺虫剤、これは特に殺虫剤なんかは、鉄に触れやすいし、そういうとこに撒かれる部分もあるわけですね。  そういう角度から、ただこの法律をね、条文をというだけではなくてですね、日常の生活の中で使われている、こういう劇薬がですね、万が一の発火剤にもなりかねないと、こう思うんですけども、いかがですか。 ◯議長【松野 滿君】 小林消防本部総務課長。 ◯消防本部総務課長【小林 徹君】 具体的にどの殺虫剤に入ってるか、うちの方でもまだ確認がとれておりませんけれども、いずれにしましても、今回の対象そのものは、指定数量の5分の1以上指定数量未満ということですけれども、たとえばガソリンでも、10リットルこぼれれば危ないと同じようにね、そういう情報が国からありましたら、極力広報していきたいなと思っております。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 ですから、そういう生活の場の中に、こういうような危険物が入ってるということを周知してですね、その取り扱いについてもですね、十分消防署の立場からですね、町民に知らせていただきたいと思います。  以上です。 ◯議長【松野 滿君】 他に質疑はございますか。               (「質疑なし」の声あり) ◯議長【松野 滿君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  討論を省略し、これより議案第12号を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方は、挙手願います。                  (挙手全員) ◯議長【松野 滿君】 全員賛成。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  ここで、暫時休憩いたします。午後1時から再開いたしますので、よろしくお願いいたします。                             休 憩  午前11時45分                              再 開  午後1時00分 ◯議長【松野 滿君】 休憩中の議会を再開いたします。                  日程第13
    ◯議長【松野 滿君】 日程第13、議案第13号「平成13年度湯河原町一般会計補正予算(第6号)」を議題といたします。  職員をして、議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【松野 滿君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第13号の提案理由を申し上げます。  一般会計補正予算(第6号)は、独歩の湯の使用料の増額、国民健康保険基盤安定負担金の確定等による特別会計繰出金の増額、社会福祉基金繰入金を充当し、旧西相信用金庫本店を分庁舎として取得するための増額、湯河原町土地開発公社補助金の利子補給金を減額、さつき通り線と小道地蔵線水路改良事業の執行残額を、公共公益施設整備基金へ積み立てる増額等により、歳入歳出予算に補正を要しますので、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当の財政課長が説明いたしますので、よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。 ◯議長【松野 滿君】 高橋財政課長。 ◯財政課長【高橋茂雄君】 議案第13号のご説明をさせていただきます。1ページをお願いします。  第1表の歳入歳出予算補正でございます。歳入でございますが、10款 分担金及び負担金におきまして427万円の増額、11款 使用料及び手数料におきましては、使用料、手数料あわせまして1,201万円の増額、12款 国庫支出金におきましては、国庫負担金、国庫補助金あわせまして878万6,000円の増額、13款 県支出金におきましては、県負担金、県補助金、委託金をあわせまして55万3,000円の減額、15款 寄附金におきましては229万円の増額、16款 繰入金におきましては7,000万円の増額、18款 諸収入におきましては444万9,000円の増額、19款 町債におきましては400万円の減額、歳入合計では9,725万2,000円を増額しまして、歳入の合計を92億8,615万6,000円とするものでございます。  次のページをお開きください。  歳出でございますが、議会費におきましては10万円の増額、2款 総務費におきましては、総務管理費、選挙費あわせまして8,592万6,000円の増額、3款 民生費におきましては、社会福祉費、児童福祉費あわせまして227万9,000円の増額、4款 衛生費におきましては60万円の増額、5款 農林水産業費におきましては151万円の減額、7款 土木費におきましては道路橋梁費、河川費、都市計画費あわせまして333万8,000円の減額、8款 消防費におきましては188万4,000円の減額、9款 教育費におきましては、教育総務費、湯河原小学校費、吉浜小学校費、東台福浦小学校費、中学校費、幼稚園費、社会教育費、保健体育費をあわせまして、434万1,000円の減額、次の11款 公債費におきましては995万3,000円の減額、12款 予備費におきましては2,937万3,000円の増額をいたしまして、歳出合計9,725万2,000円を増額し、92億8,615万6,000円とするものでございます。  次の4ページをお願いいたします。  第2表の債務負担行為補正でございますが、追加でございまして、事項は万葉公園整備事業でございます。こちらにつきましては、万葉公園の区域を変更しまして、隣接地を土地開発公社に先行取得してもらうための補正でございます。期間は、平成14年度から18年度までの5年間とするものでございます。限度額は5,500万円でございます。  第3表の地方債補正につきましては、農道整備事業債外事業費の確定に伴います補正でございます。  恐れ入りますが、10ページをお開きいただきたいと思います。歳入の事項別明細につきまして、ご説明させていただきます。  10款の分担金及び負担金でございますが、主な内容につきましては、身体障害者保護措置費負担金が、費用徴収階層の変更等によりまして、117万6,000円の減額でございます。  消防費負担金でございますが、消防受託費真鶴町負担金の人件費の確定によります、467万6,000円の増額でございます。  使用料及び手数料でございますが、独歩の湯使用料が入場者の増によりまして、2,010万円の増額となるものでございます。美術館観覧料、ヘルシープラザ使用料につきましては、どちらも入場者、あるいは利用者の減少に伴います減額でございます。  次の12ページをお願いいたします。  戸籍住民票等諸証明手数料につきましては、申請件数の減少によりまして、171万円の減額となるものでございます。  12款 国庫支出金におきましては、国民健康保険基盤安定負担金の額の確定によります968万4,000円の増額、老人ホーム入所措置費負担金が、生活費等の単価の改正に伴いまして137万2,000円の減額、身体障害者更生援護施設措置等負担金につきましては、1名増員になったことに伴いまして、100万3,000円の増額となるものでございます。  次の14ページをお願いいたします。  県支出金でございますが、国民健康保険基盤安定負担金につきましては、国庫同様、確定に伴います増額でございます。  次の16ページをお願いいたします。  高齢者等の生活支援事業補助金が利用者数の増加にならなかったため、105万円を減額させていただくものでございます。内容は、配食サービス事業でございます。  重度障害者医療費補助金でございますが、対象者、あるいは疾病の多様化等に伴いまして、医療費の増加がございました関係で、161万円の増額となるものでございます。  県の市町村振興補助金でございますが、100万円の減額は、執行によるものでございます。  総務費委託金の参議院議員通常選挙執行経費交付金でございますが、執行による減額とさせていただくものでございます。  次の18ページをお願いいたします。  寄附金におきましては、行政協力寄附金として、3件分の寄附がありましたので、公共公益施設整備基金へ229万円を積み立てさせていただくものでございます。  16款 繰入金でございますが、社会福祉基金繰入金7,000万円につきましては、分庁舎として旧西相信用金庫本店の土地・建物を、1億1,000万円で購入する経費に充当させていただくために、繰り入れさせていただくものでございます。  次の20ページをお開きください。  諸収入でございますが、消防団員退職報償等共済基金収入が、退団者の確定に伴いまして、185万1,000円減額となるものでございます。  総務費、雑入でございますが、一般コミュニティ助成事業助成金の250万円増額でございますが、これは財団法人自治総合センターが行います、宝くじ還元事業の平成14年度分が前倒しされたために、こちらに計上してございまして、歳出でもございますが、諸費の区長連絡協議会助成金として執行させていただきまして、各地域会館の備品等を購入させていただく経費でございます。  次の観光商工費雑入につきましては、380万円の増額でございますが、独歩の湯の販売収入、これがタオル販売とかマッサージが増額になったものでございますが、380万円増額させていただくものでございます。  次の19款 町債でございますが、農道整備事業債、公園整備事業債等につきましては、確定による減額でございます。  次の22ページ、お願いいたします。  ここから歳出でございますが、2款 総務費におきましては、一般管理経費で電気使用料、電話料金、庁舎清掃委託料それぞれが、執行に伴いまして減額となるものでございます。  分庁舎取得事業につきましては、1億1,000万円計上してございますが、こちらは旧西相信用金庫本店を、株式会社整理回収機構から購入する予算でございます。  広報ゆがわら等発行事業がございますが、こちらは執行による減額でございます。  次の24ページをお願いいたします。  財産管理費におきましては、湯河原町土地開発公社の補助金としまして、1,587万2,000円減額してございますが、利子補給金の借入れ利率が下がったことに伴いまして、減額補正させていただくものでございます。  次の親善交流推進事業でございますが、調査研修費、これは海外調査研修を予定していたものでございまして、次のポートスティーブンス市派遣補助金は、中学生派遣のための補助でございますが、ご承知のように9月11日のアメリカの同時多発テロの影響がありまして、ここで減額させていただくものでございます。  その下の区会の助成事業でございますが、歳入でも説明させていただきました、一般コミュニティーの助成事業分の250万円でございます。  その下の戸籍住民基本台帳費につきましては、戸籍住民票等の諸証明の手数料減額に伴います財源変更でございます。  次のページをお願いいたします。  26ページの参議院議員通常選挙費でございますが、執行による減額でございます。  次の28ページをお願いいたします。  民生費でございますが、国民健康保険事業特別会計繰出金につきましては、額等の確定によりまして、838万8,000円増額となるものでございます。  次の老人福祉費におきましては、配食サービスは利用者の減のため、140万円の減額、養護老人ホーム入所措置事業につきましては、生活費等単価の改正に伴いまして、245万9,000円の減額、介護保険事業特別会計繰出金におきましては、施設介護サービス費等の減額によります、367万7,000円の減額でございます。  心身障害者福祉費におきましては、重度障害者医療費助成事業、こちらが対象者の増加、疾病等の多様化によりまして、医療費が増加することに伴って、292万9,000円の増額となるものでございます。  障害者地域作業指導事業運営費補助金の139万円の減額でございますが、通所人数の減によるものでございます。  身体障害者更生訓練費等給付事業130万円の減額につきましては、利用申請がないため、1ヵ月分を残して減額させていただくものでございます。  身体障害者ホームヘルプサービス事業の140万円の減額につきましては、利用者の減によるものでございます。  次の30ページをお願いいたします。  こちら児童福祉費につきましては、省略させていただきます。  次の32ページをお願いいたします。  5款 農林水産業費でございますが、県営土地改良広域農道(小田原湯河原地区)整備事業は、額の確定によりまして、151万円の減額となるものでございます。  34ページをお願いいたします。  観光商工費の観光総務費におきましては、独歩の湯の使用料、あるいは雑入の独歩の湯の収入の増額に伴いまして、財源変更させていただくものでございます。  7款の土木費におきましては、吉浜121号線道路改良事業、これは旧中殻沢線でございまして、ヘルシープラザの上の道路でございますが、地権者との交渉が整ったために、100万円の予算を計上させていただいております。  黒石線道路改良事業、鍛冶屋の五郎神社手前から黄金松農道へ至る道でございますが、交渉がまとまりましたので、用地取得費で100万1,000円を計上させていただいております。  鍛冶屋嵯峨沢地区計画道路測量委託事業につきましては、浜渡橋から上流に向けての道路の測量委託でございましたが、執行に伴いまして、132万円の減額とさせていただくものでございます。  権現山線道路改良事業につきましては、こごめの湯の入口から、県道75号とのすり合わせ部分の拡幅用地の用地取得費として120万円を計上させていただいております。  36ページをお願いいたします。  さつき通り線及び小道地蔵線水路改良事業につきましては、執行による減額補正をさせていただきまして、この金額につきましては、下でも説明させていただきますが、公共公益施設整備基金へ積み立てさせていただきます。  都市計画費におきましては、土地利用対策事業としまして、用途地域案及び地区計画案検討調査業務委託料を組んでおりましたが、農振の見直しと関連して進めていたところですが、県の方針がずれ込みまして、年度内にこの執行が困難となったために、減額させていただくものでございます。  公共公益施設整備基金積立金は3,147万円ございますが、寄附金で行政協力寄附金3件分、説明させていただきました229万2,000円と、上記のさつき通り線、小道地蔵線分をあわせまして2,917万8,000円、合計3,147万円でございますが、積み立てさせていただいて、積立後の総額を5億4,696万円とするものでございます。  湯河原自然郷整備事業でございますが、387万3,000円の減額は、執行による減でございます。  湯河原東地区公園整備事業、これは上の台地区公園でございますが、こちらの計画調査委託料が執行によりまして、180万円減額させていただくものでございます。  次の38ページをお願いいたします。  消防費でございますが、まず常備消防費の職員給与につきましては、真鶴町及び熱海市の消防費負担金の確定によりまして、財源変更させていただくものでございます。  次の非常備消防費の退団者報償金につきましては、退団者を24名予定しておりましたが21名に確定しまして、185万1,000円を減額させていただくものでございます。  次の40ページをお願いいたします。  教育費でございますが、臨時職員賃金を220万円減額させていただく内容は、吉浜小学校の用務員さんの退職を臨時職員でみておりましたところ、正規の職員がこちらに配属されたために、減額させていただくものでございます。  私立幼稚園就園奨励費補助金につきましては、対象児童の減少によりまして、117万円減額させていただくものでございます。  次の湯河原小学校費でございますが、炊事燃料費につきましては、使用量の増に伴いまして、120万円を増額させていただくものでございます。  恐れ入りますが、とばして44ページをお願いいたします。  中学校費でございますが、学校管理事務経費で電気使用料の減額、以下水道料、下水道につきましては、使用量の増等によりまして、増額になりますが、あわせて360万円の増額を補正させていただくものでございます。  その次の国際化(英会話)教育推進事業でございますが、講師が産休に入ったため、臨時講師にお願いしていたわけでございますが、授業時間とあと住宅借上料等が減額になった関係で、114万8,000円の減額とさせていただくものでございます。  次の46ページをお願いいたします。  放課後児童健全育成事業委託事業でございますが、国庫補助対象に伴いまして、財源を変更させていただくものでございます。  美術館運営経費につきましては、館長賃金等の減額に伴いまして、290万2,000円の減額及び企画特別展開催の執行によりまして、100万円の減額でございます。  48ページをお願いいたします。  保健体育費のヘルシープラザ費でございますが、運営経費の執行に伴いまして、157万5,000円の減額をさせていただくものでございます。  11款 公債費でございますが、町債償還利子が県貸付金の低利債への借り替え、それと平成12年度の町債の借入利率確定に伴いまして、1,010万3,000円を減額とさせていただくものでございます。  50ページをお願いいたします。  予備費でございますが、2,937万3,000円を予算に留保させていただきまして、総額を6,336万4,000円とさせていただくものでございます。  以上、簡単ですが説明を終わります。 ◯議長【松野 滿君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。1番 冨田議員。 ◯1番【冨田幸宏君】 それでは、23ページの一般管理費、先ほど来条例改正等がありまして、旧西相信用金庫の建物を購入されるということで、この件につきましては、これまでも経過説明が全協であり、いろいろな場面で経過をご説明をいただいてますんで、購入する方向について、何ら質問することはございません。  まず、違った観点からちょっとお尋ねをしたいんですが、まずこの分庁舎の1億1,000万、これは土地・建物ということの表現なんですが、土地と建物の内訳をお願いをいたします。 ◯議長【松野 滿君】 高橋財政課長。 ◯財政課長【高橋茂雄君】 のちほど議案第27号でご審議いただくわけでございますが、こちらの西相信用金庫本店につきましては、土地が3,399万4,600円、建物は7,238万6,100円、消費税が361万9,300円、合わせまして総額で1億1,000万円でございます。 ◯議長【松野 滿君】 1番 冨田議員。 ◯1番【冨田幸宏君】 消費税は、土地はおそらく入らないと思うんですけど、そのうちの建物がいま約7,200万円ということなんですが、先ほど歳入の方のですね、19ページにあたる社会福祉基金繰入金として7,000万ということで、先ほど午前中に条例改正もされましたんで、この繰入金そのものは問題ないかと思うんですが、これを7,000万にした考え方を、取崩しの額ですね、その辺をもう少し細部までご説明願います。 ◯議長【松野 滿君】 高橋財政課長。
    ◯財政課長【高橋茂雄君】 旧西相信用金庫跡地でございますが、先ほど議員のおっしゃられたように、全協等でご説明させていただきまして、利用面積が総数で1,409.90m2ございます。うち、福祉関連に使わせていただく面積が1,069.71m2ございまして、買収費の1億1,000万円をこれで案分しますと、約8,300万ほどになります。そのうち、基金から7,000万円を充当させていただくという考え方でございまして、この各階の利用等につきましては、当初1階を金融機関出張所にというようなことをご説明させていただいた経過がございますが、これがだめになりまして、こちらの方には地域作業所「たんぽぽ」で作られた物品を展示したり、販売したりするようなコーナーを設けるというような計画でございまして、これが234.63m2ございます。  2階部分につきましては、教育委員会事務局という考え方でございますが、3階2,207.11m2ございます。  4階は、適応指導教室、青少年相談室は教育関連ということで、除外させていただきまして、たんぽぽ作業所が111.55m2ございます。  あと、小田原医師会の訪問看護ステーションが16.81m2、5階につきましては、子育て支援センターが40.80m2、それ以外は社会福祉協議会と生きがい事業団に入っていただく予定で、221.89m2ございます。  6階は、現状のまま会議室でございますが、236.92m2ということで案分した内容でございます。 ◯議長【松野 滿君】 1番 冨田議員。 ◯1番【冨田幸宏君】 いまの面積的な観点から、いわゆる占有面積というんでしょうかね、その部分の観点で、この7,000万ということが1つの目安になったという回答だと思うんですが、いまおっしゃられた占有面積は、既存のいまあるそういったセクションが、そこに動くということの理解でよろしいわけですね。 ◯議長【松野 滿君】 高橋財政課長。 ◯財政課長【高橋茂雄君】 そのとおりでございます。 ◯議長【松野 滿君】 1番 冨田議員。 ◯1番【冨田幸宏君】 そうしますと、先ほどの議論を蒸し返すような気持ちはないんですが、社会福祉基金条例の6条の目的がいくつか挙げられて、その目的にこの基金は、これまでは収益を使うんだと。今回は条例改正で、元金に当たる部分を取り崩すんだということになるわけなんですけども、目的はこの4項目すべてに当てはまるという観点からの取崩しということでよろしいんでしょうか。 ◯議長【松野 滿君】 高橋財政課長。 ◯財政課長【高橋茂雄君】 そのとおりでございます。 ◯議長【松野 滿君】 1番 冨田議員。 ◯1番【冨田幸宏君】 調べたところでは、この条例は57年に制定されておりますが、過去に取り崩す条例もなかったんで、寄附金のいわゆるたまってきた部分に関しては、1度も手を付けてないというふうに理解できるんですが、約1億2,000万ほどの決算ベースで基金がたまってるわけですけども、この問題は西相信用金庫が破綻をして、湯河原で非常にそういった部分でですね、いろんな意味で湯河原にとって、非常に社会的な問題がいまなお続いているような環境もあるという観点は、まだまだ忘れてはいけないのかなという部分も、私はあるんではないかと思っております。  そんな観点から、今後やはりこれが正式に町が取得をするということに関しては、町民の方からもいろいろな意味で、論議やら期待やらということが出てくるんではないかというふうに想像されますが、そういったいろんな側面を考えて、最終的にこれを購入するということは、町長の政治的な判断がやはりあったというふうに私は理解をしております。  社会福祉基金の設置条例の2条のいうところのですね、寄附をされた方たちに対して、やはりこの辺はある程度その辺の意思というか、お金を取り崩すためのですね、何らかの伝え方というか、周知といいますか、どういう方法が考えられるかわからないんですけども、やはりこのそういった部分の今後の、まあいまここではあくまでも購入するかしないかという議論かと思いますが、今後やはり、まだ仮称かと存じますが、分庁舎という表現なんですが、やはりこの基金を充当するという観点で、今後そういった部分、この旧西相の庁舎のイメージづくりというか、それが第4庁舎なのか、それともやはりそうではないような方向の庁舎に行くのか、その辺を1点確認をしたいんですけど。 ◯議長【松野 滿君】 鈴木企画調整部長。 ◯企画調整部長【鈴木 譲君】 いま冨田議員の質問に、2つの意味があるんだろうというふうに思っております。  1つには、第4庁舎かということでございますが、それは第4庁舎という理解で構わないというふうに思っております。  それから、寄附者への周知の問題でございますけれども、当然補正予算が通りますと、3月の末にお支払いをして、完全に名義を変更するというような事務処理が発生しますが、その時点でどういうふうな機能がそちらに動くかというふうな広報を町民にするときに、この基金を充てさせてもらったというふうな広報もしていきたいというふうに思っております。 ◯議長【松野 滿君】 1番 冨田議員。 ◯1番【冨田幸宏君】 最後になりますが、いま私がそういうことを、基本的にはここを購入するために、この基金を取り崩さなきゃいけないご事情というのは、いろんな観点からあると思います。ですから否定的な考え方からではなくて、いまお願いしたような部分は、この基金がですね、今後、寄付者が減らないように、20年間で約1億2,000万のお金がたまってるわけなんで、やはりこういったものが減らない、そういった方策も対策もですね、今後考えていくためにも、是非そういった意味の周知とかですね、そういうことを是非これはお願いという形でですね、要望という形で、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ◯議長【松野 滿君】 他に質疑はございますか。17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 28・29ページの民生費の関係、担当者にお伺いしますが、この老人福祉費の中で、13 委託料で、配食サービス事業の委託料が140万ばかり減額になってるんだけども、いまの説明では利用者減だというんだけどね、13年度はあと4週間もなくて終わるから、最終補正だからこういう形で載ってきたんだと思うんだけどもね、利用者が減るっていうね、いまどんどん高齢化が進んで、単身者も増えてきている中で、利用者が減るっていうのはどういうことなんでしょうか。 ◯議長【松野 滿君】 柏木民生部長。 ◯民生部長【柏木一彦君】 この当初予算のときはですね、かなりの伸びが、いままでずっと伸びが見込まれてて、前年度実績等でずっと予測はしてたんですが、ここへ来てですね、13年度に至っては、伸びが見込まれなかったっていうことで、月当たり180食程度の減になりましたんで、そういう関係で、総額では140万の減額になりました。  それとですね、あと1つ要因はですね、配食サービスされる方、ボランティアの数もだんだん減ってしまってですね、事業量のボリューム自体が減ってしまったといった内容がほとんどでして、ただ、かなりボランティアの方に無理な場所、福浦の尻掛の方の奥の方へ、車から降りて10分程度歩いてかなきゃいけないとか、いろいろご苦労されたような経過があるんですが、なかなかその辺も、やっていただく方が減ってきたという状況もあって、総体的なボリュームが減ってしまったといった感じです。 ◯議長【松野 滿君】 17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 だから、問題にしてるんですよ。私も実はね、いまいったところをね、いままでやってた人が急に用事で行かれないから、代わりに行ってくれっていわれて、行ったことがあるんです。確かに大変なところだ。それだけにやっぱり喜ぶんだよね、持っていってあげると。  それでね、うちの方では単身高齢者に対して、一緒に食事をする会をやろうよということで、月1回やってんだけどもね、これには非常に単身高齢者の方は、喜んでるんですよ。食事なんてのは1人でぼそぼそ食べるよりもね、大勢でああでもない、こうでもないといいながら食べた方が、これはもう当たり前のことですよね。1人で何か食べるっていうのは、全く味気ない。  そういうようなことでやってるんだけどもね、やっぱりこれが、単身高齢者が増えてる中で減るっていうのはやっぱりね、運営方法をもう1回最初から見直して、活発にしなきゃいけないと思うんだ。こういうところにね、減額が出てくるっていうことは、私は所管の人は恥ずかしいことだと思いますよ。  そこでね、ついでにもう1つ聞いておきたいんだけども、そういう食事会をやろうっていっても、男の単身者っていうのはまず来ないんですよ。でね、いってもね、「いいよ、俺は」って恥ずかしいんですよ、出てくるのが。それがね、何人か男が来れば、来ると思うんだけどね、女ばっかりの中に1人で行くのはね、やっぱりその辺は女の人の方が積極的でね、出てくるんだけど。そういう男の人が出てこないっていうことがあるんです。  65歳以上の高齢者で、男の単身者ね、どのくらいか掴んでますかね、町内で。これはね、私なぜこんなこというかっていうとね、これだけの特別な何かね、施策を考える必要があると思うんですよ。そういう1人暮らしの女性の方はたくましいけど、やっぱり1人暮らしの男性の方は、やっぱり何となくね、見ていて、何かこうかわいそうなんだよね。だから、それはそれで実態を掴んで、やっぱり65歳の男の人が1人で暮らしてるというものに対しての対策、やっぱりこれはね、立てる必要があるなと痛感したわけです。  この配食サービス、こういうのとも結び付いてくるわけなんですよ。そういう男の単身者の場合は、「まあいいよ、いいよ」っていうけどね、やっぱりきっかけがあれば、配食を受けることができると思うんだよね。だから、まずその点で、65歳以上の男の単身の人が湯河原に何人ぐらいいるっていうのは、掴んでないんですか。 ◯議長【松野 滿君】 柏木民生部長。 ◯民生部長【柏木一彦君】 手元にちょっと資料がないので、大変申し訳ないんですが、のちほどお答えしたいと思います。  ただいま丸山議員がおっしゃったように、宮上でも1人暮らし老人を誘ってですね、デイサービス的なことをやっていただいてるんですが、将来的には地域に保育園がありますので、保育園の園児と一緒に食事できるような施策も考えてはいますが、いま担当の保育園の園長と、どんな形なら利用できるとか、その辺をいま模索してる状態なんで、今後そういった方たちを中心にですね、事業展開を図りたいと思ってます。  あと、ボランティアさんの数が減った対策はですね、老人ホームの運転手さんが昼間、ちょうど昼食の時間帯に、空きの部分でお手伝いしてくれるような話もありますし、それと一般の民間の事業者で、配食サービスをやってる事業者が協力してもいいというような話もありますので、その辺をうまく活用しながらですね、この配食サービスを充実させていきたいなと思ってますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◯議長【松野 滿君】 17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 だから食を、やっぱり人間て食べることは最後までね大事だから、食を通じてのね、そういう男性の単身高齢者に対する特別な施策ってことをぜひ考えていただきたいと思うし、こういう形の予算が残るということは恥ずかしいことだと思いますよ。  それは、じゃあそういうことを申し上げておきまして、その下の方でね、障害者地域作業指導事業運営費補助金、これもですね、139万円残っているわけですね。  それから、さらに下の方で、身体障害者更生訓練費等給付事業も130万残ってしまったと。それから、身体障害者ホームヘルプサービス事業、これも140万と。それから、一番下の在宅重度障害者年末慰問金が62万3,000円残ったという、これ全部ひっくるめてですね、どうしてこうなったかっていうことを説明してもらいたい。 ◯議長【松野 滿君】 柏木民生部長。 ◯民生部長【柏木一彦君】 まずはじめに、障害者地域作業指導事業運営費補助金の減額理由はですね、いまのたんぽぽ作業所のことなんですが、常時9名程度の利用者で運営していく予定だったんですが、当初はそれ以上に増える見込みで、ランクが「Dランク」っていうんですが、1ランク上のランクで、県の補助申請とか補助金とかいろいろ組みまして、当初計画を立てたんですが、利用者が前年と同様な人数でしか利用されなかったものですから、必然的にそのランクが下がってしまって、つまりDランクからCランクへ下がってしまったので、県の補助金絡みも下がってしまったと。決して、事業自体をやってないわけではありませんので、その辺は、利用者の数の見込みが思ったより増えなかったってことで、減額になったといった内容です。  その他、身体障害者更生訓練費等給付事業につきましては、当初予定してたんですが、利用者がなかったと。行政サービスの低下にならないような形で、補正でなかなか増額もできない状況なんで、当初予算では事業自体を見込んで予算を積算して、計上してるんですが、利用者がなかったといった形で、1ヵ月分を残して130万の減額をしたという内容です。  それと、身体障害者ホームヘルプサービス事業につきましては、やはり介護保険の対象者にはならないような、自立と判定されたような方がいらっしゃいますので、その辺も含めて利用者が増えるんじゃないかということで、身体障害者の方のホームヘルプサービスを町単独で計画したんですが、やはり思ったように出ませんでした。いま現在は1人しか利用者がなくてですね、進行性の筋萎縮症の方が1人利用されてるのみで、思ったより利用が図れなかった。ある面では、介護保険に適用なさった方がかなりいたんじゃないかっていうことで、予想しておりますが、いずれにしても利用者が少なかったっていうことで、決算に出すよりも3月補正で決算に近い形で出そうっていうことで、減額補正になりました。  以上です。 ◯議長【松野 滿君】 17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 ここの老人福祉費とかね、心身障害者福祉費がね、残るようなことより、むしろ活発に動いて足りなくなったというぐらいでないとね。やっぱり民生部にはもうちょっと意欲を持ってやってもらいたいですな。それは、それでいいです。  次に45ページ、教育費のね、中学校費の一番上の水道使用料が210万、下水道が250万て、450万もここでどんと出てきたんだけどもね、これはいまここへ来てこういうっていうのは、たとえばね、どこかで大量な漏水があって、長い間気が付かなかったと。それがメーターに出たんでっていうような形でないと、これ理解できないんだけどもね。ここへ来て、いきなり460万もこういうのが出るってのは、一体原因は何なんですか。 ◯議長【松野 滿君】 大石教育次長。 ◯教育次長【大石賢一君】 中学校の水道使用料については、毎年度3月にかなりの額を補正させていただいておりますけども、今年度についてはですね、4月に料金の改定がございました。それと夏の初め、5月から7月いっぱいまでが非常に猛暑でして、散水量が例年になく、非常に増嵩してしまったと。  そういうことを、毎月毎月私どももチェックをさせていただいて、数年間の蓄積を持っておりますので、そういう中でチェックをさせていただいて、おかしければすぐに漏水調査をしているんですけども、中学校の場合には漏水ではなく、そういうふうな専門業者にもチェックしていただきましたけど、そういうことでございました。よろしくお願いしたいと思います。 ◯議長【松野 滿君】 17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 あなたのいまの説明だと、そうですかってわけにいかないんだけどもね。やっぱり、毎年毎年っていうなら、当初予算、今度の当初予算はこれを足した形で組んだんですか。 ◯議長【松野 滿君】 大石教育次長。 ◯教育次長【大石賢一君】 配慮はさせていただいておりますけども、全部、要するにかなり変動が大きいもので、全部を賄うってことはなかなか不可能です。今年は非常に暑かったていうことがありまして、これからの夏がどうなるか、ちょっとわからないんですけども、配慮はさせていただいております。 ◯議長【松野 滿君】 17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 今度の当初予算には、だいぶ改修関係が出てるけども、ああいう集団的で使うところではね、1回1回流さないで、時間が来ると流れる方式ね、あるじゃないですか、5分に1ぺんとかさ。そうすると、たとえば休みの日とか夏休みとか夜とかね、こういうときにどうなるかだけど、今度はそういう何千万円てかけて直す場合に、1回1回流すのか、それとも定期的な時間が来ると自動的に流れるのか、それによってこの使用料はまるっきり違いますからね。その辺はどういう方式になってんですか。 ◯議長【松野 滿君】 大石教育次長。 ◯教育次長【大石賢一君】 トイレの改良につきましてはですね、従前はタンク式といって、タンクにたまれば、自動で出てしまう方式だったんですけど、今度は感知式っていいまして、人が入ったことを感知して、水が流れる。だから、夜間に締めて歩くこともなく、対応がとれるということでございます。 ◯議長【松野 滿君】 17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 そうすると、いままでは夜間に締めて歩くっていうけど、そういうのがたとえば忘れちゃったら、人がいなくったって、時間が来ればどんどん出てたわけだよね。そういうこともあり得るわけだ。  今度替えたら、どのぐらい節水になるか、見積りをしてるはずですよね、予算を組む以上は。今年に比べて、その辺はどうなのかな。 ◯議長【松野 滿君】 大石教育次長。 ◯教育次長【大石賢一君】 正直いいまして、なかなか計算が難しいと思っております。ぴったりした数字では現在出ておりません。 ◯議長【松野 滿君】 他に質疑はございませんか。13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 まず歳入の10・11ページですか、美術館観覧料とヘルシープラザの使用料がだいぶ減っておりますが、この背景はどういう理由ですか。 ◯議長【松野 滿君】 大石教育次長。 ◯教育次長【大石賢一君】 まず美術館の方でございますが、当初延べ4万1,395人をみさせていただきましたけども、9,669人減る見込みで、3万1,626人になる見込みでございます。近隣の美術館でも、美術館離れってことで、どこでも入場者数の減少が続いているわけですが、ここの数字には出てきませんけども、この梅の宴期間、それから先に終わりました上田さんの刺繍展等から、若干上に向いておりますので、現在のところは若干よくなる兆しもありますが、合計数字の上では減ってしまっているっていうことでございます。  それから、ヘルシープラザの方は、延べ1万3,120人の個人利用を見込ませていただきましたけども、この方も9,990人の見込みということで、約3,000人程度減ってしまうっていうことでございます。ヘルシープラザ全体が施設の陳腐化、老朽化等もありまして、なかなか魅力ある施設づくりっていうのも難しいところもあるんですが、職員にも新しい講座の導入等検討しながらですね、魅力ある施設をつくっていこうっていうことで、話しております。  いずれにしましても、そういうことで、減少してしまったっていうことでございます。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 美術館については、いろんな個展をやってますけども、全体的には減ってきているということで、やっぱりこの支出の方でもですね、300万ぐらい減らしておりますがですね、そういう意味でもう1度ですね、美術館について再検討すべきじゃないかなと、こう思っているところでございます。  それから、先ほどの冨田議員の質問にもありましたけども、あの建物について、名称か何かつける予定はあるんですか。 ◯議長【松野 滿君】 平澤庶務課長◯庶務課長平澤喜代司君】 考えております。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 どういう角度で、どういう名称を考えていらっしゃいますか。 ◯議長【松野 滿君】 平澤庶務課長◯庶務課長平澤喜代司君】 具体的にはまだ決まっておりません。考えて何か付けたいとは思っておりますけど、具体的な名称はまだ出ておりません。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 名称っていうか、たとえば社会福祉基金が、実際に7,000万円使われるわけですね。そういうような角度で、寄附した人たちに対するですね、お礼の趣旨を込めたような感覚で、私は考えているんですけども、そういう方向なのかどうか。 ◯議長【松野 滿君】 平澤庶務課長◯庶務課長平澤喜代司君】 おっしゃるような方向で、名前を考えたいと思います。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 20ページの土木債とそれに関連する上の台公園の整備事業で、町債を180万減らしてですね、一般会計から60万減らしてますね。そういう数字はどういう背景でなったのかですね。端的にいえば、町債240万円をそのままずばり出した方がいいんじゃないかと思っているんですけども。 ◯議長【松野 滿君】 高橋財政課長。 ◯財政課長【高橋茂雄君】 ご質問の内容は、36ページの土木費 都市計画費の一番下の東地区公園の上の台公園だと思いますが、こちらにつきましては、起債対象の工事費が確定したことに伴いまして、起債対象事業が減ったために起債が減った分を一般財源で補てんするという形でございます。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 24ページの諸費の中に区会助成事業ってございますよね。これは250万を助成してるんですけども、これを使う目的というのは、行政側から明確にさせているんですか。一般コミュニティ助成事業分と書いてありますけども、具体的にはどういう中身なんですか。 ◯議長【松野 滿君】 高橋財政課長。 ◯財政課長【高橋茂雄君】 この一般コミュニティ助成事業分ということでございますが、歳入で説明させていただきました、財団法人自治総合センターが宝くじの還元事業の一環として行っている100%補助の事業でございまして、受け皿はできるだけこのコミュニティ組織にということでございますので、区長連絡協議会を受け皿にさせていただいた中で、各地区会館にございます備品の充当に、年次をもって計画的に充てさせていただこうということで、備品購入費に充当させていただこうと思っております。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 32ページの農道の問題ですけど、農地費ですよね。これは現在1期工事目がいま進んでおりますが、この広域農道の現状とこれだけ削減した、というのは県の事業量が下がったと思うんですけども、どういう方向で下げたのか、その辺をちょっと確認したいんですけど。 ◯議長【松野 滿君】 高橋経済建設部長。 ◯経済建設部長【高橋光政君】 詳しいことは課長から説明させますが、湯河原の広域農道分が事業費の確定によりましてですね、減額になったわけでございますが、この分については、現在施工しておる場所については、ゆめ公園のところをトンネルで抜くというようなところでございますが、その部分の事業費が確定したことによりまして、負担の減額になったと。当初よりも、若干そういった工事がですね、今年度は減ってきたということで、そういった負担金も減ってきたということでございます。  細かい内容については、課長の方から報告させます。 ◯議長【松野 滿君】 村田農林水産課長。
    ◯農林水産課長【村田義秋君】 お答えさせていただきます。  県営土地改良広域農道整備事業でございますけれども、当初予算湯河原町分につきましては、事業費・事務費合わせまして、1,127万3,000円を計上させていただきましたが、昨年に発注しまして町内業者が落札したわけでございまして、それが工事費・事務費合わせまして、976万3,000円でございました。よって、その執行残150万円を減額させていただいたという形になります。  現在、平成13年度分につきましては、議員もご存じのように、運動公園の下から真鶴寄りに、約20m分ほどの事業をいま展開しているところでございます。  以上です。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 46ページの美術館費の中でですね、先ほどいいました約300万円減らしてますね。この中で、企画特別展開催事業、美術作品輸送・展示作業委託料なんですけども、100万が安くなってるということですけども、これは今回やってる魯山人か何かの物件ですか。それとも、具体的にはどういう中身の展示ですか。 ◯議長【松野 滿君】 大石教育次長。 ◯教育次長【大石賢一君】 お答えいたします。  年度間に行われた8回の特別展がございますけれども、それに要しますそれぞれの費用でございまして、特に運送費につきましては、入札をしておりますので、その執行残でございます。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 先ほどの広域農道の問題ですけどね、広域農道の場所から、相当石が出るんですね。実際にいまの運動公園の道路にですね、本当にゆめ公園じゃなくて、悪夢道路に近いようにダンプが通るんですよ。やっぱり、その辺の交通規制なり、あるいは重量規制をしっかりやらないと、せっかくつくった道路がですね、短命になるんじゃないのかなと。いまでさえ、ほんとにマンホールとアスファルトの段差がね、3cm、あるいは5cmぐらいになっているような状況なんですよね。以前そういう質問のときに、規制ができないという答弁が返ってきましたけども、やっぱりその辺をですね、どういうふうに考えているのかね、ほんとにいまはダンプ道路になっちゃってるんですね、あそこはね。 ◯議長【松野 滿君】 高橋経済建設部長。 ◯経済建設部長【高橋光政君】 議員のご質問は、たぶん兎沢道路の関係だと思うんですが、ここには兎沢石材等がありましてですね、以前からもダンプの通行が多い場所でございまして、これを規制しようという内容のお話だと思うんですが、この道路についてはですね、そういった道路構造令の中でなかなか規制が難しいのかなと。  ただ、交通状況もありますんで、そういった埃等の問題については、それぞれの業者に指導することについては、その都度やっておるわけでございますが、交通規制というのはなかなか難しいのかなと思っております。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 車両の交通規制ではなくて、速度制限とかね、重量制限とかね、抜き打ちにやって、その辺のチェックをかけていかないと、無法になっちゃうんじゃないかっていう角度なんですよ。車両全体の量をね、制限するということはちょっと難しい話ですから、そういう所管の警察といっしょに、安全を確保する意味で、道路を保全する意味でね、定期的にやるべきではないのかなというのは意見なんですけどね。 ◯議長【松野 滿君】 高橋経済建設部長。 ◯経済建設部長【高橋光政君】 いまのご質問の中での速度規制だとか、そういった交通上のお話がありましたように、当然警察とそれから公安委員会との協議の中でのお話かと思いますが、それについては今後ですね、公安委員会等ともまた相談させていただきながら、そういうことが規制できれば、町の方としても、大変ダンプ等が埃を出して通っておるわけでございまして、あの辺も最近は住宅が張り付いて、小さいお子さんもかなりおりますんで、そういう点での速度規制だとか、そういう交通安全上の件については、今後警察並びに公安委員会とも相談をしていきたいと思っております。 ◯議長【松野 滿君】 他に質疑はございませんか。               (「質疑なし」の声あり) ◯議長【松野 滿君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  討論を省略し、これより議案第13号を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方は、挙手願います。                  (挙手全員) ◯議長【松野 滿君】 全員賛成。  よって、本案は原案のとおり可決されました。                  日程第14 ◯議長【松野 滿君】 日程第14、議案第14号「平成13年度湯河原町国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【松野 滿君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第14号の提案理由を申し上げます。  国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)は、歳入につきましては、国庫支出金の過年度精算によります増額と退職被保険者の医療費の伸びによる療養給付費交付金の増額を、一般会計繰入金では、保険基盤安定繰入金の確定による増額と、財政安定化支援事業繰入金の確定による減額を、また歳出につきましては、総務費で運営協議会費の減額を、保険給付費で退職被保険者の医療費の伸びによる増額を、葬祭費で支給件数の伸びによる増額について、歳入歳出予算に補正を要しますので、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当の保険課長が説明いたしますので、よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。 ◯議長【松野 滿君】 柏木保険課長。 ◯保険課長【柏木高史君】 議案第14号の補正予算につきまして、ご説明させていただきます。  1ページをお開き願います。第1表 歳入歳出予算補正の歳入でございますが、3款 国庫支出金につきまして843万9,000円の増額を、4款 療養給付費交付金につきましては1,000万円の増額を、繰入金につきましては838万8,000円の増額をいたしまして、総額2,682万7,000円を増額補正し、補正後の歳入合計を28億2,727万9,000円とするものでございます。  恐れ入ります、2ページをお願いいたします。歳出でございますが、1款 総務費の3項運営協議会費につきましては51万1,000円の減額を、2款 保険給付費につきましては、1項 療養諸費と5項 葬祭諸費合わせまして1,100万円の増額を、10款 予備費につきましては1,633万8,000円の増額をいたしまして、総額2,682万7,000円を増額補正し、補正後の歳出合計を28億2,727万9,000円とするものでございます。  恐れ入りますが、6ページをお願いいたします。歳入につきまして、説明をさせていただきます。  3款 国庫支出金の療養給付費等負担金につきましては、平成12年度分の精算に伴いますもので、843万9,000円の増額をお願いするものでございます。  次に4款 療養給付費交付金につきましては、退職者に係ります医療費の伸びに伴いますもので、1,000万円の増額をお願いするものでございます。  次に10ページをお願いいたします。歳出について、ご説明させていただきます。  1款 総務費の1目 運営協議会費につきましては、当初視察を予定しておりましたが、日程上実施が難しいことから、意見交換を兼ねました懇談会を開催し、国保全般につきまして、各委員からの意見を交換したいという趣旨から、費用弁償を減額いたしまして、会議食糧費を増額させていただきまして、差引き51万1,000円の減額をお願いするものでございます。  次に2款 保険給付費の2目 退職被保険者等療養給付費につきましては、退職者にかかります医療費の伸びが見込まれますことから、1,000万円の増額をお願いするものでございます。  次に12ページをお願いいたします。同じく保険給付費の1目 葬祭費につきましては、支給件数の増によりますもので、20件分100万円の増額をお願いするものでございます。  次に10款 予備費につきましては、1,633万8,000円を予備費として留保させていただくものでございます。  以上、簡単ですけど、説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ◯議長【松野 滿君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。               (「質疑なし」の声あり) ◯議長【松野 滿君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  討論を省略し、これより議案第14号を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方は、挙手願います。                  (挙手全員) ◯議長【松野 滿君】 全員賛成。  よって、本案は原案のとおり可決されました。                  日程第15 ◯議長【松野 滿君】 日程第15、議案第15号「平成13年度湯河原町下水道事業特別会計補正予算(第2号)」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【松野 滿君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第15号の提案理由を申し上げます。  下水道事業特別会計補正予算(第2号)は、歳入においては、熱海市下水道処理負担金の増額を、使用料については決算見込みによる減額を、町債については事業費の確定による減額を、また歳出においては、浄水センター施設管理費と下水道整備費の入札執行残の減額及び公債費の低利債への借り替えによる減額について、歳入歳出予算に補正を要しますので、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当の下水道課長が説明いたしますので、よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。 ◯議長【松野 滿君】 岩本下水道課長。 ◯下水道課長【岩本 栄君】 議案第15号について、ご説明させていただきます。  1ページをお願いいたします。第1表 歳入歳出予算補正でございますが、1款 分担金及び負担金 1項 負担金につきましては73万1,000円の増額を、2款 使用料及び手数料、1項 使用料につきましては1,465万4,000円の減額を、9款 町債につきましては110万円の減額をいたしまして、歳入合計で1,502万3,000円の減額をし、20億325万9,000円とするものでございます。  次に2ページをお願いいたします。歳出でございますが、1款 総務費、2項 施設管理費におきましては838万4,000円の減額を、2款1項 事業費につきましては359万4,000円の減額を、3款1項 公債費につきましては188万4,000円の減額を、4款1項 予備費につきましては116万1,000円の減額をいたしまして、歳出合計で1,502万3,000円の減額をし、20億325万9,000円とするものでございます。  次に3ページの第2表の地方債補正でございますが、事業費が確定したことによりまして、限度額の変更をさせていただくものでございます。  続きまして、8ページをお願いいたします。歳入について、細部説明をさせていただきます。  1款 分担金及び負担金、1項1目 下水道費負担金につきましては、平成12年度の熱海市の下水処理に関します管理経費が、決算により確定したことに伴いまして、73万1,000円の増額をお願いするものでございます。  次に2款 使用料及び手数料、1項1目 下水道使用料でございますが、現年度分につきましては、約6万7,000〓の使用水量の減となる見込みでありますので、790万7,000円の減額をさせていただくものでございます。  滞納繰越分につきましては、当初の徴収率を17%と見込んでいたわけでございますが、諸般の状況の中、10%程度になる見込みでございますので、674万7,000円の減額をさせていただくものでございます。  10ページをお願いいたします。9款 町債、1項1目 下水道債の公共下水道事業債につきましては、事業費の確定によりまして、110万円の減額をさせていただくものでございます。  続きまして、歳出でございます。12ページをお願いいたします。  1款 総務費、2項2目 浄水センター施設管理費と2款 事業費、1項1目 下水道整備費につきましては、執行残について減額をさせていただくものでございます。  次の2目 浄水センター建設費につきましては、財源変更でございます。  14ページをお願いいたします。3款 公債費につきましては、12年度借入分の利率確定によります元金の6万7,000円の増額と、12年度に、昭和59年から平成2年までの県市町村振興資金貸付金の利率で5%以上の分につきましては、低利債へ借り替えいたしましたので、12年度借入分の利率確定によりまして、償還利子が195万1,000円の減額となったものでございます。  次の4款 予備費につきましては、財源調整のため116万1,000円の減額をさせていただくものでございます。  以上、簡単ですが説明を終わらせていただきます。 ◯議長【松野 滿君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 いま最後にご説明された利子のところなんですけども、これは財務省の財政融資資金ですけども、これを179万2,000円、神奈川県もそうですけども、償還利子を替えることができるんですか。それとも、今年度だけなんですか。 ◯議長【松野 滿君】 岩本下水道課長。 ◯下水道課長【岩本 栄君】 この分につきましては、12年度に借り替えいたしまして、県市町村振興資金の貸付分で、5%以上というものを低利債に借り替えいたしまして、この分につきましては、12年度で終わっております。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 下水道の一覧表をこの間見せていただいて、非常に高い金利があるわけですね、8%台とかね。それを特に財務省、旧大蔵省から借りてるのが多いわけなんですけども、そういうのも今後対象になるんですか。それで、いかに金利分を下げることができるのかっていうことなんですけども。 ◯議長【松野 滿君】 畑公営事業部長。 ◯公営事業部長【畑 敏明君】 お答えいたします。  現在の段階では、なかなか借り替えが難しい状況にあります。そこで県町村会や全国下水道推進協議会とか、そういう場を通じましてですね、借り替えができるように、要望を重ねているところでございます。 ◯議長【松野 滿君】 他に質疑はございませんか。17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 12・13ページですけどね、浄水センター維持管理事業の中で、灯油が200万円減、電気使用料が400万円減になってるんだけどもね、この灯油は年間何回ぐらいに分けて、どういう方法で1回どのぐらいの割合を購入しているのか。それで、直近の場合の単価、リッター当たりの、それをちょっと教えてもらいたい。 ◯議長【松野 滿君】 高橋財政課長。 ◯財政課長【高橋茂雄君】 契約書を預かっておりますので、私の方から説明させていただきます。  灯油の現在の入札価格は、たしか39円だったと思います。これは、町内業者で入札をかけておりますが、3か月に1回ずつ見直しをいたしまして、入札をしているところでございいまして、時価を反映するという意味から、4回入札をさせていただいております。  年間の使用量につきましては、ちょっと私の方からは遠慮させていただきます。 ◯議長【松野 滿君】 岩本下水道課長。 ◯下水道課長【岩本 栄君】 1回につきまして、タンクローリーで入れておりまして、いま年に12回でございますけども、量につきましてはですね、1回に8,000リットル、平成13年度につきましては、実績で13回ということでしております。
    ◯議長【松野 滿君】 17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 12回に分けて納入して、1回が8,000リットルで、ローリーで入れているということで、3か月ごとに年4回、町内の業者で入札をやっているということなんですけどもね、いまエスポットでもハンディでも、我々買いにいって36円なんですよ。それから、この間、軽トラックか1tだか知らないけど、いわゆるタンクを積んで、うちの方へ売りに来たのが34円なんですよ。  それで、こうやってまとめてね、月に8,000リットルってことは、3か月ごとっていうと、4か月、4×8=3万2,000リットル買うわけですよね。そしたらね、それだけまとめて買うならね、はるかにこれより安くたっていいわけなんですよ。そういうところで売ってるのよりもね、そうじゃないですか。町民の貴重な税金を使っていてね、一般の我々が36円か34円で買ってるものをね、まとめて大量購入するのが39円ていうのは、一体これはどういうわけなんですか。何で高いものを買わきゃなんないの。 ◯議長【松野 滿君】 高橋財政課長。 ◯財政課長【高橋茂雄君】 入札の関係に絡むと思いますので、私の方からお答えさせていただきますが、この灯油関係につきましては、議員のご指摘のとおり、個別の個々の消費量の少ないものにつきましては、いまおっしゃられたような形で、量販店で取り引きが可能かと思います。  ただ、大規模にタンクローリーで何リットルというものにつきまして、私どもの方でも近隣の市町村、熱海市、小田原市等も調べさせていただいた中で、いくらで入っているかというものも踏まえさせていただいた中で、安定供給が可能な業者さんにお願いしまして、入札を図っているわけでございますので、その辺のところをご理解いただきたいと思います。 ◯議長【松野 滿君】 17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 そういうことをいわれるとかえってね、何が安定供給だってんだよ。だからね、こういうことになるならね、指名じゃなくてさ、一般で自由にさせればいいじゃないですか。  じゃあ、その34円とか36円ていうのは不安定で、質が悪いと、こういうことですか。おかしいと思うよ。そんな答弁じゃ納得できないね。助役あたりがこれは答えるべきだよ。○○○○○○○、○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○。 ◯議長【松野 滿君】 横井助役。 ◯助役【横井彦之君】 指名をさせないで、いろんな業者からですね、やるということにつきましては、気に入らないっていいましたけれども、安定的な供給をすることについてはですね、大事なことだというふうに思います。  流通関係がどういう形で来てるのか、調査の足りない部分はあるかも知れませんけれども、ああいう形の中で、果たして下水道の処理量を賄うものがですね、その金額で入るのかどうか、かなり疑問なところがございます。  そういう面も含めましてですね、うちの方は3ヵ月に1遍とか繁くやってるわけでございまして、小田原市あたりとうんと違った形でやれば、それは町の方が努力が足りないといわれるかも知れませんけれども、かなりいろいろな状況を調査しながらやっています。  うちの方がですね、どこかと癒着して何かをやってるみたいな発言がありましたけども、そんなことは実際にありませんし、かなりシビアにうちの方は対応してるというふうに判断をしてます。 ◯議長【松野 滿君】 17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 まあエスポットはどこから来てるか知りませんよ、私は。だけどね、ハンディに聞いてみたんですよ。どこかとんでもないところから仕入れて、安く売ってるのかと思ったので、そしたら、そうじゃないんだよね、橋本から買ってるっていうんだよ。あそこにもスタンドがあるし、小田原の業者ですよね。  だから、安定的に、いまこんな世の中でね、たとえばじゃあ、急にそんなこといわれても、供給できないなんて不安定な、そんな体制にはなっていませんよ、いまは。これだけ流通が発達してるんだから。  だから、そういうことじゃなくてね、たとえば36円と一緒なら、まだ私も黙ってるんだよ。だけどね、我々が小出しで買うよりも、大量に買う方が高いっていうのはね、これはね、納税者は納得しませんよ。大量にまとめて買うんだから、安いはずですよ。  それでもハンディは儲かってるっていうんだから、36円で売っても。だから、大量に買えば、36円以下で入るはずなんだよ。こういうことをね、町民に明らかにしてだよ、36円で買ってるけど、町は39円でやってますなんて、みんなに発表したら、町民は怒るよ。まだ知らないからいいけどもさ、こういうのが明らかになってきたらね、しまいにはね、何やってんだと。そういうことになるとやっぱり、下水道料の徴収なんかにも響いてくるわけですよ。  だからね、やっぱりね、こういうものは根本的にね、見直してね、少なくとも町で売られてるぐらいに、以下に落さなかったらね、町民が納得しませんよ。大量に買う方が安いんだから。20リットル買うよりも、何万リットルって買う方が高いなんてことはね、そんなことは考えられませんよ。だから、これはむしろね、自由にやって1度、粗悪なものをなんてことはあり得ないよ。そんなことすればもう、日本中に御触れを出せばいいんだから、こんな悪徳業者っていうことで。  だから、そんなことじゃなくてね、事は町民の側に立って、政治をやるかやらないかなんだよ。そこんとこが大事なんだよ。業者の側に立つんじゃないんだよ。どっちでもないってこともないんだよ。あくまでも町民の側なんだよ。それしかないと思うんだ。それがね、いま町民が知らないからいいよ、こんなこと。これ知ってたらね、いまやった答弁ぐらいで、町民が「左様ですか」っていうわけないじゃ。だから、そういうところを見てね、これはね、もう1回考え直さないとね。  かつてごみの方のね、1年間に使う灯油のことも私が指摘して、それで変えたら年間100万浮いたっていうんだよ。下水道ならもっとだよ、何百万て浮いてくるんだよ。  こういうことをね、また議員だってこういうことをいわなきゃ、やっぱりいう責任もあると思うの、知ってたらね、当然こうした方がいいっていうことを。  それともね、私がいってることなんか、そんなもの聞く必要ないっていえばそれでもいいけども、そうはいかないでしょう、ちゃんと数字が出ちゃってんだから。ああいうものが出ない、量販店がやり始めなきゃいいですよ。36円で儲かってるっていうんだから。儲からなきゃやりませんよ。だから、この辺をもう1回ね、やっぱり考え直す必要があると思うけど、どうだろう、その辺。 ◯議長【松野 滿君】 横井助役。 ◯助役【横井彦之君】 ですから、先ほどですね、どういう流通でそういうふうに安くなるかっていう調査が足りない点はあるというふうにうちの方もいったはずでございます。  調査はしていきますけれども、町内業者を切り捨てるっていうことも、問題があるでしょうし、論議を要するところだと思いますし、たとえばうんと安いものをですね、安ければどこで買ってもいいっていう問題でもないと思いますんで、その辺の論議をしながら、調査もしながらですね、対応していくべきものではないかというふうには思っております。 ◯議長【松野 滿君】 17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 あのね、町内を切り捨ろっていってるんじゃないんです。町内の業者も一緒に競争原理、そうすればね、企業努力もするし、その中で生きていくためには、それなりの努力をしなきゃならないわけですよ。だから、町内も含めてやったらどうだってことをいってるわけね。  それで、私のある知り合いが、これ新聞社関係の人なんだけども、東京から湯河原の方へ来てね、湯河原でガソリンを入れたと。そうしたら、よそはみんなね、レギュラーいくら、灯油がいくら、ハイオクいくらって書いてあるのに、湯河原は書いてないっていうんだよね。そうするとね、高い、非常に、この間も見たのは、89円のところがいくつかありましたよ、リッター、レギュラーでね。  ところが、湯河原は100円以上なんですよ。それで表示も出してない。そうするとね、来たナンバーを見て、これは遠くだからとろうというようなね、そんな商売やってんのかといわれたんですよね。せっかくね、誘客をして町じゅうがお客さんを呼んでるのにね、そうやって高いガソリンを入れて、不愉快な思いをさせて帰すことないじゃないかっていわれてね、なるほどなと私も思ったんです。  それでね、いろいろ聞いてみましたよ。そしたら、一応話し合っていないとはいってるけども、そしたらある1軒だけが、表示を出して安く売り始めましたよね。いままでは、何かお互いに表示を出さないようにして話し合ってたみたいなんですけどね。1軒だけが出した、そしたら、そこへみんなが口コミで行くようになってきた。これはいい傾向だなと、お互いに話し合って、表示も出さないできて、よそのナンバーだったら高くとろうとかいうのは、まさかそんなね、もう時代が違うわけですよ、そういうことは。それで、観光地だから高いってことも、いまは通らなくなってきた。だって、安売りもできているわけだから。  そういう時代になってきてるんだから、やっぱりそういうきっかけにも町はね、別にガソリンなんかの指導する力はないかも知れないけども、大量購入者なんだから。やっぱりそういう点でね、相場を見て、あそこの量販店であの値で売ってるのに、何で湯河原はこんなに高いんだってこともいう必要があるし、それから、適正な競争原理を導入することによって、結局利益は町民に行くわけですよ。だから、私はそういうことをいってるんであってね、そうすれば、地元の業者だってそれなりの努力をして、競争に負けないようにして、鍛えられていくわけですよ。  水道だってそうでしょう。私の家を建てるときにだって、湯河原の業者の名前だけ借りて、それでよその業者がやってんだけど、名前料っていうのを払う。そうすると、それは施主に来るわけですよ。いまはもう、湯河原の業者じゃなくてもやれるようになったけども、やっぱりそうやって縄張をつくったためにね、やっぱりそれなりの努力をしないから、今度は自由化されちゃったら、なかなか勝てないというようなことにもなってくるわけ。  だから、必ずしも、地元の業者を優先してなんてことは地元の業者のためにならないんですよ。だから、適正な競争をすることによって、地元の業者にも育ってもらいたいということを私はいってるわけ。  だから、そういう意味で、やっぱりね、こういう数字が、36円で売ってるけど39円ていうのが出ちゃえばね、これは町民は穏やかじゃないですよ。だから、そういう点でもう1回やっぱりそういう方法を考えて、結局は町民の利益になるんだというようなことですよ。その辺についての、これはやっぱり町長のお考えを聞いておく必要がある。 ◯議長【松野 滿君】 米岡町長。 ◯町長【米岡幸男君】 確かに、安いものを買うのは基本でございます。それから、いま橋本の名前が出ましたんで、橋本が指名に入っていて来ないのか、それをいま調べさせております。  これは調べた話ではございませんが、私は別の意味で聞いたときに、やはりポリタンクを持って買いにくるっていうのと、それからじゃあ町が8,000リットル必要だから、ポリタンク持って8,000リットルとりに行けるかと。  それともう1つは、目玉商品として損しても出してるという、そういう料金体制もあるということでございますので、私どもの方でも買うのは安い方がいいわけで、どういう方法が一番安いのか、あるいは目玉商品のために、その商品については赤字で売ってる場合もあるわけで、だからといって町がその値段で買えるかということも比較になりませんので、さらにその辺も調べて、なるべく安いところでやりたいというふうに思っております。 ◯議長【松野 滿君】 17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 ひとつそういう形で、確かにハンディは橋本から買って、36円で売って儲かってるといってましたよ。それでエスポットからね、向こうは36円、初めの39円を36円にしたら、こっちも36円、お互いにそこを話し合いましょうっていったらしいけど、それは嫌だとお互いに自由にやりましょうよということで、意外に売れてるっていうんですよ。いままでスタンドで買った人がみんな来るんでしょうな。それだけやっぱりこの不景気の中で、生活防衛でやってるんだと思うんですよね。  だからそういう点で、確かにお客を呼ぶためのね、目玉で呼ぶ。だけども、卵を売るなんかと違ってね、缶を持ってこなきゃいけないから、ちょっと目玉っていうのはね、当たってないと思います。  あとね、この400万円の電気料、これはどういうことで減になっているんですか。 ◯議長【松野 滿君】 岩本下水道課長。 ◯下水道課長【岩本 栄君】 電気料金につきましては、基本料金等計算がございまして、その中で燃料調整費の率が決まっております。それが下がったこと等が原因でございます。電気使用料を算定いたしますのに、基本料金、また電気使用量の料金、それぞれを計算するのに、それぞれの単価がございます。その中の1つで燃料調整費という率がございます。その燃料調整費の単価が下がったことと、率が下がったために、安く、その分執行残が出たということでございます。 ◯議長【松野 滿君】 畑公営事業部長。 ◯公営事業部長【畑 敏明君】 端的に申し上げますとですね、電力会社が燃料を買い求めてるわけでございますが、その燃料の価格が下がったときには、この燃料調整費っていうのをやって、電気料を下げるという、そういう経営を電力会社がやっておりますので、そういうう意味で原油の価格が下がって、安くなったという、そういうことでございます。 ◯議長【松野 滿君】 他に質疑はございませんか。               (「質疑なし」の声あり) ◯議長【松野 滿君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  討論を省略し、これより議案第15号を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方は、挙手願います。                  (挙手全員) ◯議長【松野 滿君】 全員賛成。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  ここで、暫時休憩いたします。15分休憩し、2時45分から再開します。                              休 憩  午後2時30分                              再 開  午後2時45分 ◯議長【松野 滿君】 休憩中の議会を再開いたします。  丸山議員に不適切な発言がございましたので、削除いたすことにいたします。                  日程第16 ◯議長【松野 滿君】 日程第16、議案第16号「平成13年度湯河原町介護保険事業特別会計補正予算(第3号)」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【松野 滿君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第16号の提案理由を申し上げます。  介護保険事業特別会計補正予算(第3号)は、歳入につきましては、保険給付費の減額による国庫支出金及び支払基金交付金、県支出金、一般会計繰入金の法定分の減額を、また歳出につきましては、総務費では介護認定審査会の開催数の減による介護認定審査会費の減額と、認定期間平準化による認定調査等費の減額を、保険給付費では施設入所者が当初の見込みより少なくなったことによる介護サービス等給付費の減額と、高額介護サービス利用件数の伸びによる高額介護サービス等費の増額と、介護給付費準備基金積立金の増額について、歳入歳出予算に補正を要しますので、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当の保険課長が説明いたしますので、よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。 ◯議長【松野 滿君】 柏木保険課長。 ◯保険課長【柏木高史君】 議案第16号について、ご説明させていただきます。  1ページをお願いいたします。第1表 歳入歳出予算補正の歳入でございますが、3款 国庫支出金につきまして、1項 国庫負担金と2項 国庫補助金合わせまして1,167万9,000円を減額し、4款1項 支払基金交付金につきましては759万円を減額し、5款 県支出金につきましては287万5,000円を減額し、7款 繰入金につきましては367万7,000円を減額いたしまして、総額2,582万1,000円を減額補正し、補正後の歳入合計を12億2,644万6,000円とするものでございます。  次に2ページをお願いいたします。歳出でございますが、1款 総務費の3項 介護認定審査会費につきましては673万1,000円を減額し、2款 保険給付費につきましては、1項 介護サービス等諸費では2,400万円を減額し、4項 高額介護サービス等費では100万円を増額し、差引き2,300万円の減額を、6款 予備費につきましては609万円を減額し、7款 基金積立金につきましては1,000万円を増額いたしまして、総額2,582万1,000円を減額補正し、補正後の歳出合計を12億2,644万6,000円とするものでございます。  恐れ入ります、6ページをお願いいたします。歳入につきまして、細部説明をさせていただきます。  3款 国庫支出金の1項 国庫負担金、1目 介護給付費負担金につきましては、保険給付費の減額に伴いますもので、介護保険では介護保険給付費の20%が国の交付分となっておりますが、保険給付費2,300万円の減額によりまして、介護給付費負担金も法定分460万円の減額をするものでございます。同じく、3款 国庫支出金の1目 調整交付金につきましても、保険給付費の減に伴いますもので、法定分の115万円の減額を、2目 事務費交付金では592万9,000円を減額しまして、合わせまして国庫補助金では707万9,000円の減額をお願いするものでございます。  次に8ページをお願いいたします。4款 支払基金交付金の1目 介護給付費交付金につきましては、保険給付費の33%が社会保険診療報酬支払基金から交付されるものでございますが、保険給付費の減額に伴いまして、法定分759万円の減額をするものでございます。  次に5款 県支出金の1目 介護給付費負担金につきましても、法定の負担分、保険給付費の12.5%、287万5,000円の減額をするものでございます。  次に10ページをお願いいたします。7款 繰入金、1目 一般会計繰入金につきましては、1節の介護給付費繰入金では、一般会計から繰り入れていただいております法定の負担分、保険給付費の12.5%、287万5,000円の減額と、事務費繰入金80万2,000円の減額をいたしまして、合わせまして繰入金では367万7,000円の減額をするものでございます。  次に12ページをお願いいたします。歳出でございますが、右側のところで説明させていただきます。  1款 総務費、3項1目 介護認定審査会費につきまして、1節の報酬では、介護認定審査会を当初104回予定しておりましたが、審査会開催日の火曜日と木曜日が祝祭日、あるいは町の行事と重なった場合、また審査件数が少ない場合などに休会とさせていただいていることから、15回分168万6,000円の減額をお願いするものでございます。  2目 認定調査等費につきましては、介護状態が安定していると判断された方につきましては、認定有効期間を延長するなど、認定期間の平準化によりまして、更新申請が当初見込みよりも下回りまして、それにかかる経費504万5,000円の減額をいたしまして、介護認定審査会費では673万1,000円の減額をするものでございます。  次に2款 保険給付費の1目 介護サービス等給付費につきましては、介護保険施設利用者見込数が当初見込みよりも下回っていることから、2,400万円の減額をお願いするものでございます。  次に14ページをお願いいたします。同じく保険給付費の高額介護サービス等費につきましては、これは要介護者や要支援者が支払った1割の自己負担額が一定の上限額を超えた場合に、高額介護サービス費として上限額を超えた分が払い戻される制度でございますが、給付実績等から100万円の増額をお願いするものでございます。  次に6款 予備費につきましては、609万円の減額をお願いするものでございます。  次に16ページをお願いします。7款 基金積立金につきましては、介護給付費準備基金積立金として、1,000万円の積み立てをお願いするものでございます。  なお、18ページにつきましては、特別職の給与明細でございますので、省略させていただきます。  以上、簡単ですが説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ◯議長【松野 滿君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 12ページのですね、審査会が15回減ってるっていってはおりますが、これは審査対象者ですね、これは当初考えた人数よりも、減ってるんですか、今年度についてはどうですか。 ◯議長【松野 滿君】 柏木保険課長。 ◯保険課長【柏木高史君】 審査対象となります要介護申請者は増えております。増えておりますが、下の認定調査費の方とも関連するんですけれども、認定期間が原則として6ヵ月となっております。  しかしながらですね、容体の安定してる方等につきましては、認定期間を延長できるという規定がございまして、それに対応する方につきましては、審査会の方で認定期間を6ヵ月から9ヵ月、あるいは12ヵ月に延ばすということもございまして、実際その点とですね、あと先ほども申しましたけども、審査会の開催がですね、祝祭日に当たるといった場合、また審査件数が少ない、というのはいま申しました認定期間の平準化によりまして、一挙に増えることもございませんので、延ばしたことによりまして、その開催日に審査件数が3件、4件の場合が出てきますので、その場合については審査会を休会とさせていただきまして、次回にまわすというような措置をしたものでございます。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 実際には、介護度が上がる人が一般的だと考えられますが、下がるというのもあるんですか。 ◯議長【松野 滿君】 柏木保険課長。 ◯保険課長【柏木高史君】 ここではっきりした数字はちょっと控えさせていただきますが、現実に下がるという方もおられます。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 そういう場合はですね、下がるような場合については、家族なんかの立会いのもとでやってるんですか。それとも、書類審査で終わりなんですか。
    ◯議長【松野 滿君】 柏木保険課長。 ◯保険課長【柏木高史君】 要介護認定の判定につきましては、審査会にかけまして、その中で、たぶん更新のお話をされてると思うんですけども、たとえば前要介護1で今度要支援になったと、1段階下がるわけですけれども、その辺も更新の場合も改めて訪問調査を行いまして、その調査結果に基づきまして、1次判定、コンピューター判定をします。  それを受けまして、審査会にその案件をかけまして、その先生方が内容を見て、容体が改善されてるというご判断いただいた方につきましてはですね、1段階下がるという場合もございます。  その場合につきましては、町としては、下がった方につきましては、ご家族・関係者にですね、今回下がったという内容をお話して、理解を求めるようにしております。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 始まって、まだ1年半ぐらいですよね。当初の認定のやり方としてですね、ご老人の場合ですと、自分でどこまでならできる、それ以上できないという意味での、自己認定の介護度よりも低い状態で認定され、安かったと、こう思っているんですけどね。  だから、そういう意味で、新しい人たちもそうですし、再申請の場合もですね、正確に認定をできるようにしていただきたいなと、そのためにはどういう対策を家族と相談してるのかね、その点がありましたら、ご答弁願いたいんですけど。 ◯議長【松野 滿君】 柏木民生部長。 ◯民生部長【柏木一彦君】 要介護認定の再認定の方法につきましては、当初のやり方とまるっきり同じでして、要するに訪問調査する方の意見によって、その内容が主観的な部分がなるべく入らないような形でというやり方は、まるっきり当初判定と同じです。  しかし、その訪問調査に行ったときの本人の状態像を見て決めますので、その辺が介護保険で一番論議されいてるところで、なるべく家族の方にご理解が得られるような形で、納得いく線で訪問調査をさせていただいて、記録して、再度認定審査会にかけるような形を配慮してるつもりです。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 同じページの保険給付費ですけども、この介護サービス等給付費については、これ一括ですよね。去年のときには介護サービス施設と、まあこの金額は今回のは施設なんでしょうけども、在宅と分けていますよね。  それで、この会計上では一括かもわかりませんが、統計上ではそういうふうに分割して、資料として提示してもらえるのかのかどうか。 ◯議長【松野 滿君】 柏木保険課長。 ◯保険課長【柏木高史君】 国保連からですね、その細かい給付関係は遅れて出てきますので、それは区別して出すことができます。 ◯議長【松野 滿君】 他に質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ◯議長【松野 滿君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  討論を省略し、これより議案第16号を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方は、挙手願います。                   (挙手全員) ◯議長【松野 滿君】 全員賛成。  よって、本案は原案のとおり可決されました。                  日程第17 ◯議長【松野 滿君】 日程第17、議案第25号「町道路線の廃止について」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【松野 滿君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第25号の提案理由を申し上げます。  古腕ケ沢1号線は、寄附を受けることによって終点が変更となり、路線の付け替えが必要となることから、この路線を廃止するため、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当の土木課長が説明いたしますので、よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。 ◯議長【松野 滿君】 高橋土木課長。 ◯土木課長【高橋武文君】 ご説明申し上げます。議案第25号につきまして、説明させていただきます。1ページおめくりください。  町道路線の廃止について、道路法第10条第1項の規定に基づき、次の路線を廃止する。路線名 古腕ケ沢1号線、起点 宮上字古腕ケ沢、終点につきましても、同じく宮上字古腕ケ沢でございます。  次のページをご覧ください。町道位置図でございますが、旧大伊豆ホテルの上でございますけれども、桜木線から旧建災防へ抜ける道路、宮上37号線へ抜ける道路でございますけれども、そこの丸で囲ってあります黒いところがそうなんですが、その先が白くなっております。その部分が一部私道になっておりまして、それを今回寄附を受けましたんで、1度廃止させていただくという内容でございます。  次のページにつきましては、拡大図でございますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上、簡単ですが説明を終わらせていただきます。 ◯議長【松野 滿君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。               (「質疑なし」の声あり) ◯議長【松野 滿君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  討論を省略し、これより議案第25号を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方は、挙手願います。                  (挙手全員) ◯議長【松野 滿君】 全員賛成。  よって、本案は原案のとおり可決されました。                  日程第18 ◯議長【松野 滿君】 日程第18、議案第26号「町道路線の認定について」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【松野 滿君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第26号の提案理由を申し上げます。  古腕ケ沢1号線については、寄附を受ける部分を含めて認定替えするため、また宮下45号線については、寄附を受けることにより認定するため、さらに土肥38号線及び吉浜206号線については、新設道路を認定するため、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当の土木課長が説明いたしますので、よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。 ◯議長【松野 滿君】 高橋土木課長。 ◯土木課長【高橋武文君】 議案第26号について、ご説明申し上げます。1枚めくっていただきたいと思います。  町道路線の認定について、道路法第8条第2項の規定に基づき、次の路線を認定する。路線名 古腕ケ沢1号線、起点 宮上字古腕ケ沢、終点 宮上字古腕ケ沢、路線名 宮下45号線、起点 宮下字花咲、終点 宮下字花咲、路線名 土肥38号線、起点 土肥一丁目、終点 土肥一丁目、路線名 吉浜206号線、起点 吉浜字兎沢、終点 吉浜字兎沢でございます。  次のページをご覧ください。位置図でございます。  まず認定1)でございますが、古腕ケ沢につきましては、先ほど議決をいただきました古腕ケ沢1号線の廃止に伴いまして、新たに認定するものでございます。寄附されたところが159.5mございまして、合わせまして延長595mを新たに認定するものでございます。  次に2)宮下45号線でございますが、場所につきましては、花咲分譲地の下側になりますけれども、宮下17号線から出発しまして、ぐるっと回ったような道路でございますけれども、その部分、延長は169mでございます。  次のページをご覧ください。  次は認定3)でございますが、土肥38号線、場所につきましては、黒須病院の跡地のところでございまして、延長27.3mでございます。  認定4)の吉浜206号線につきましては、兎沢線から吉浜17号線に抜ける道路でございまして、延長が88mあるというものでございます。  次のページにつきましては、場所を拡大したものでございます。  簡単ですが、説明を終わらせていただきます。 ◯議長【松野 滿君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 整理No.1)の道路幅、これは3.6~9.7になってるんですね。幅員として埋めた以上、確保しなきゃならないという問題があると思うんですけども、この3.6を4mに拡幅する計画は、あるいはこの場所はどの辺なのか。その2点をお願いしたいんですけど。 ◯議長【松野 滿君】 高橋土木課長。 ◯土木課長【高橋武文君】 まず場所でございますが、桜山線から少し入りましてですね、この位置図でいいますと、円の丸の上の方ですね。そのところはですね、やはり昔からある道路でございまして、幅が3.6mというふうに狭いところでございます。  拡幅するかということでございますけれども、片側がかなり高い石積み、それから川の方のところがですね、逆に低くなってるというようなことがありまして、広げるには少し費用がかかるかなということで、いま現在は広げる計画はございませんが、寄附をしていただいたところにつきましては、幅5m若しくはそれ以上の幅をいただいたということがあります。ですから、このいま3.6mというところは、非常に拡幅するところが難しいような現状のところでございます。  以上です。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 4mなければですね、いまは問題があると思うんですけどね、その辺はやっぱり公道として、対向車を安全に交差させるためには、ある程度の計画を、事業計画を持つべきだと思うんですが、いかがですか。 ◯議長【松野 滿君】 高橋土木課長。 ◯土木課長【高橋武文君】 確かに、たとえば消防車が入るというような場合にも、3.6mでは工作車等は非常に狭いということがあるでしょうから、できれば広げるというようなことは、今後は考えてかなきゃいけないと感じております。 ◯議長【松野 滿君】 他に質疑はございませんか。               (「質疑なし」の声あり) ◯議長【松野 滿君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  討論を省略し、これより議案第26号を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方は、挙手願います。                  (挙手全員) ◯議長【松野 滿君】 全員賛成。  よって、本案は原案のとおり可決されました。                  日程第19 ◯議長【松野 滿君】 日程第19、議案第27号「土地・建物の取得について」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【松野 滿君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第27号の提案理由を申し上げます。  分庁舎として旧西相信用金庫本店を取得したいので、地方自治法第96条第1項第8号及び湯河原町議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を要しますので、本案を提出するものであります。  よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。 ◯議長【松野 滿君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 さっき、関連で質問して、その答えの中で、1階はたんぽぽなんかで作った製品を売るという話を聞きましたけど、前には湯河原に約350人いる外国人のサポートセンターというような構想も聞いたことがあるんだけど、これは消えちゃったんでしょうか。 ◯議長【松野 滿君】 鈴木企画調整部長。 ◯企画調整部長【鈴木 譲君】 そのまま予定をしてございます。
    ◯議長【松野 滿君】 17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 それでは、この土地がですね、これの1億1,000万の内訳ですね。先ほど何か説明してましたね。ここには土地の方が何坪で、坪当たりいくらで、建物はいいです、一括でいくらか。ちょっとその内訳を教えていただきたい。 ◯議長【松野 滿君】 高橋財政課長。 ◯財政課長【高橋茂雄君】 土地につきましては、3,399万4,600円でございまして、坪当たりにつきましては、12万4,522円が土地の単価でございます。建物につきましては、総額で7,238万6,100円ということでございます。  先ほども回答しましたけれど、消費税が別にございまして、こちらが361万9,300円建物について消費税がかかりますけれど、これを内税としておりますので、合わせまして1億1,000万の中に、この消費税も含ませていただいた中で、購入するというものでございます。 ◯議長【松野 滿君】 17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 そうすると、あそこの土地が3.3m2当たり12万4,000円という値段、これは町はここのところを固定資産税の評価でどのぐらいで評価してるんですか、ここは。 ◯議長【松野 滿君】 横井助役。 ◯助役【横井彦之君】 正確な数字は持っておりませんけども、だいたい実勢価格の7割ぐらいが固定資産税ということで計算しますと、45万ぐらいの評価になると思います。 ◯議長【松野 滿君】 17番 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 そうするとですね、この建物が7,200万ていうのはずいぶん高いなっていう気がするんだけど、土地の方は逆に評価がそれなりなのに、12万というね、このこれは何か、土地の方は確かに消費税かからないけど、建物がかかるということは、建物を安くして、土地は普通にして、合計で1億1,000万にすればね、消費税が少なくて済むわけですよ。何かこういうふうになったっていうのは、狙いっていうのがあるわけなんですか。 ◯議長【松野 滿君】 高橋財政課長。 ◯財政課長【高橋茂雄君】 ご質問のとおりでございますけれど、この土地につきましては、町で固定資産税の評価をしておりまして、土地については1億2,000万、建物は2億7,000万ということで、土地・建物の固定資産の評価が出ております。その率によりまして、案分して、この金額が出ているということでございまして、いま議員のおっしゃられた、建物を安くすれば、当然消費税も低くなってくるわけでございますが、そういった具体の固定資産税の評価というような、そういうものを基礎に計算しなければいけないということになっているらしくて、先方にもお話したところでございますが、これが妥当な金額だということでございます。 ◯議長【松野 滿君】 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 まあ、そういうことだけど、ちょっと釈然としない面があるけどね、これしょうがないや。  それでね、先ほど小澤議員が、こういうところにね、皆さんの寄附なんかも使ってやったんだというふうなね、やっぱりこの何か感謝の記念になるものが必要じゃないかって、私もそう思うし、むしろこの建物よりも、エレベーターとエスカレーターね、ああいうところにね、皆さんが長い間積み立てた福祉基金、このいわゆる社会福祉基金、これが一部使われていますよというようなことをね、JRは何ていうかわかりませんけど、JRにもいってね、そういうとこへ出すことによって「ああ、こういうとこに使われたのか」と、「じゃあ、もっと出そう」と、そういう福祉基金をもっと出す人が出てくると思うんですよ。どこへ使われたかわかんないというような、いつ使われたかってこともわからないというよりもね。  だから、これはそういう皆さんの寄附を集めて、それで括弧して「これは社会福祉基金として積み上げてきた。これを一部取り崩して、こういうものができたんですよ」というようなことを出すことによってね、寄附ももっと集まることになると思うんですよ。これは大変いいことなんで、町民のそういう貴重なものを取り崩してつくるわけだから、何かそういう感謝の気持ちを込めて、それからこれからももっと寄附を出してもらいたいというのにつながるような、何かそういうものが必要だと思うんですけどもね、この辺についてどうでしょうかね。 ◯議長【松野 滿君】 米岡町長。 ◯町長【米岡幸男君】 おっしゃるとおりだと思いますが、旧西相信用金庫本店の跡地につきましては、町利用でございますので、町の方で約束はできます。  ただ、JRの方は相手がおりますことですから、これからJRの方にもお願いしていきたいというふうに思っております。  それから、先ほどの西相信金の土地と建物の差っていうのについて、私も同じような考えでございまして、もしかしたら消費税をもらうためにっていうような感じもいたしました。そこで、当初は消費税を分けてきたのを、いや一緒だということで、職員が交渉した経過がございます。結果的には向こうにどういう意図があったにしても、その中身でやられたということで、ご理解をいただきたいというふうに思います。 ◯議長【松野 滿君】 他に質疑はございますか。13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 2つございまして、1つは建物の強度ですけども、これは震度どのくらいの強度まで想定した建物なのか。 ◯議長【松野 滿君】 露木総務部長。 ◯総務部長【露木高信君】 信用金庫を建ててるときの基礎の状態を見ますとですね、相当頑固な基礎をやられたというような、外から見て、そういう感じにとれますけども、ただ耐震性は、いまの条件には合ってません。しかし、その当時の基準である関東大震災程度の地震には耐えられるような形の構造にはなってるというようなことだと思います。  ですから、最近の耐震の1.何倍とか、そういう形のものには合致してないということです。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 それから、これだけの建物をですね現在建てた場合、どのくらいの費用で建てられるのか。 ◯議長【松野 滿君】 露木総務部長。 ◯総務部長【露木高信君】 5億から6億ぐらいかかる建物だと思います。それとあと、プラスですね、あそこは昔、深田っていって地盤の悪いところでしたから、それプラス基礎に5,000万ぐらいかかるんではないかと思います。いま建てる場合ですね。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 そういう意味ではね、あの回りの建物自体がいまの耐震構造、強いていえば関東大震災級の耐震構造になっているような建物っていうのはないんですよね。ありますか、あの回りに。 ◯議長【松野 滿君】 露木総務部長。 ◯総務部長【露木高信君】 近くにはですね、郵便局がそのあとに建っておりますので、郵便局はその建物だと思いますけども。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 そういう角度からお伺いしたのはですね、町では緊急の避難場所、そういう災害時の避難場所に使えるのかどうかという角度で質問してるわけですけども、そういう意味で災害設備、要するに災害時の緊急用具等を備えておいていただきたいと考えてるんですけども、そういう配慮はお考えですか。 ◯議長【松野 滿君】 鈴木企画調整部長。 ◯企画調整部長【鈴木 譲君】 まず1つ目の建物の強度についてでございますが、過日仮契約をRCCとさせていただいております。その際、RCCの方から正式契約時にですね、建物の調査の一覧表が出てくるようでございますので、それを専門家に見せた上で、どのぐらいの強度があるかによっては、議員ご指摘の避難場所にそこをするというふうなことも考えられると思いますが、今月末に契約を予定をしておりますんで、そのときの調査如何で、そういうような向きにいきたいというふうには思っております。 ◯議長【松野 滿君】 13番 小澤議員。 ◯13番【小澤眞司君】 ですから、火事にも強いでしょうし、震災にも強いでしょう。関東大震災級ということでしょうけども、そういう角度でですね、この地域がほんとに駿河湾、あるいは相模湾地震の強化対策地域になってるわけですから、そういう角度も含めてですね、検討していただきたいなと思っております。  以上です。 ◯議長【松野 滿君】 他に質疑はございますか。               (「質疑なし」の声あり) ◯議長【松野 滿君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  討論を省略し、これより議案第27号を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方は、挙手願います。                  (挙手全員) ◯議長【松野 滿君】 全員賛成。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  ここで、10分間休憩いたします。                              休 憩  午後3時25分                              再 開  午後3時38分 ◯議長【松野 滿君】 休憩中の議会を再開いたします。                  日程第20 ◯議長【松野 滿君】 日程第20、議案第17号「平成14年度湯河原町一般会計予算」、議案第18号「平成14年度湯河原町国民健康保険事業特別会計予算」、議案第19号「平成14年度湯河原町吉浜財産区特別会計予算」、議案第20号「平成14年度湯河原町下水道事業特別会計予算」、議案第21号「平成14年度湯河原町老人保健医療特別会計予算」、議案第22号「平成14年度湯河原町介護保険事業特別会計予算」、議案第23号「平成14年度湯河原町水道事業会計予算」、議案第24号「平成14年度湯河原町温泉事業会計予算」、以上8会計予算を一括議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【松野 滿君】 ここで、平成14年度湯河原町一般会計予算外7会計予算の編成に当たり、町長の所信表明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 平成14年度予算のご審議に当たり、財政施策をはじめ町政運営に対する所信を申し述べますとともに、予算の大綱をご説明し、議員各位並びに町民の皆様のご理解をいただきたいと存じます。  IT産業の発展を牽引役として、長期不況の底を脱し、日本経済の立て直しを図る、そんな21世紀の幕開けに描かれたシナリオはもろくも崩れ去り、さらに米国中枢多発テロ、狂牛病などの影響は幅広い業種に及び、失業率も過去最悪を記録するなど、日本経済は急速に後退し続けています。  本町の財政状況は、こうした景気低迷による大幅な税収減や社会資本整備に係る地方債残高を抱え、加えて福祉関連事業の権限移譲に伴う町費の拡大、地方分権、介護保険制度の進捗による新たな負担などから、危機的な状況にあります。  しかし、少子・高齢化社会に向けた地域福祉施策、資源循環型社会の構築に向けた環境施策、生活関連社会資本の整備、地域産業の振興等、地域の実情に即した施策の展開が望まれています。  このような、かつてない財政危機を乗り切るためには、自らの行財政改革をより強力に推進するとともに、地方分権を進めるための地方税源の拡充強化、税源移譲を国や県に働きかけていきます。また、西さがみ連邦共和国など近隣の市町と広域連携を強化し、行政事務の広域的処理と将来的な合併を視野に入れた検討を進めていきます。  平成14年度の一般会計の予算は、「ゆがわら2001プラン」における町の将来像“四季彩のまち さがみの小京都ゆがわら”の実現を目指しながら、行政に求められている課題について、重点的に取り組むこととしました。  社会全体で児童、生徒の公徳心、規範意識を醸成していくため、「家庭の日」を町独自で制定します。子どもや高齢者、女性など弱者を守る新たなセーフティネットの確立に取組みます。地域福祉施策としてバリアフリー化を推進するため、湯河原駅にエレベーターとエスカレーターを設置します。消防・防災体制の充実を図るため、地域防災計画の整備、高規格救急自動車を配備するとともに、小中学校の安全対策と耐震診断を行います。情報化への対応では、引き続きIT講習を推進し、中学校パソコン教室システムの更新を行います。国際化への対応では、親善交流推進事業を充実させます。魅力あるまちづくりと産業の活性化を図るため、四季彩のまちづくりとして、星ケ山の「さつきの郷」、池峯の「紅葉の里」の整備を進めていきます。このほか、町道の改良事業など、住民生活に密接に関連した事業に予算を配分しました。  国民健康保険においては、1人当たりの保険料額を、前年度当初予算額よりも低く抑えるよう努めるとともに、介護保険においては、低所得者に対する保険料の負担軽減を図るための措置を講じております。  以上の重点施策を柱に、平成14年度一般会計の予算は86億8,000万円となりました。前年度に比べ5億6,500万円、6.96%の増となりました。歳入は、町税が減額となる中、なお財源の不足する分につきましては、財源調整として財政調整基金を取り崩すこととしました。  「元気回復」を地方から発信し、子どもとお年寄りの明るい笑い声が響いてくる、そんなまちづくりを町民の皆様と協働して目指していきたいと考えております。  以下、各会計、各項目にわたり、述べさせていただきます。  【一般会計】  【歳入全般】  歳入は、5億6,500万円の増額となります。その主なものは、繰入金と町債です。内訳は、財源調整のための財政調整基金を3億6,000万円、町道改良事業等に充当する公共公益施設整備基金を3億4,600万円取り崩すものです。  また、町債は地方交付税の地方負担分に相当する臨時財政対策債2億8,000万円を含む、4億8,600万円を計上しました。  減額になったものは、長期にわたる景気低迷の影響等による個人町民税、土地下落と時点修正による固定資産税及び都市計画税など、町税が9,800万円減額となるほか、地方交付税が1億3,000万円や各種交付金も減額となっています。  【歳  出】  議会費では、昨年度から導入した議会会議録検索システムを活用し、議会活動に資するとともに、事務の効率化を図ります。また、市町村合併を視野に入れた調査費を計上しました。  総務費では、平成14年度から始まる完全学校週5日制に伴い、町独自に「家庭の日」を毎月第3日曜日に制定し、家族、地域社会とふれあう時間を増やし、社会全体で児童、生徒の公徳心や規範意識を醸成してまいります。  また、近年増加傾向にある凶悪犯罪から、子供や高齢者、女性など弱者を守る新たなセーフティネットの確立を図るための調査費を計上しました。  町民税申告受付支援システムを導入し、待ち時間を大幅に短縮させるとともに、申告受付から課税までの業務の円滑化を図ってまいります。  情報化推進の一環として、整備、運用を開始したインターネットによるホームページは、検討委員会を組織し、さらに内容の充実を図り、魅力ある湯河原を町内外に発信してまいります。  民生費では、障害者や高齢者に対する公共施設のバリアフリー化を促進していくため、町の玄関口として多くの町民や観光客に利用されているJR湯河原駅に、エレベーター、エスカレーターを設置します。  高齢者福祉施策は、介護保険との連携を図りながら、介護の予防と生活支援の観点から、各種サービスを提供してまいります。本年度は、新たにリフト付ワゴン車を購入し、利用者の居宅と介護サービス等を提供する場所や医療機関との間の送迎を行う外出支援サービスを開始いたします。  障害者福祉施策は、障害者更生援護施設などの利用を推進して、日常生活における自主更生を促し、通所による機能訓練等の各種サービスを提供いたします。  児童福祉施策は、女性の社会進出に伴う低年齢児の入園希望者が増加していることから、緊急地域雇用創出特別補助金を活用して臨時保育士を雇用し、引き続き待機児童ゼロの継続に努めてまいります。  国民健康保険事業、老人保健医療、介護保険事業の各特別会計への繰出金については、一般会計の負担が高い状況にありますが、保険料の抑制や低所得者の負担軽減を図ってまいります。  衛生費では、母子保健法に基づく妊婦・乳幼児・小児の健康管理事業を本年度も展開するとともに、新たにC型肝炎節目検診や高齢者に対するインフルエンザ予防接種の実施など、老人保健事業の充実に努めるとともに、ウォーキングコースを設定して、健康管理体制の充実を図ります。  ごみ対策については、塵芥収集車を更新して収集効率を高めるほか、ごみの減量化、資源化などの環境衛生問題について、町民の皆様のご理解と意識高揚を図る活動を展開してまいります。  し尿処理につきましては、本年度から足柄上衛生組合に委託してまいります。  農林水産業費では、優良農地の保全及び有効活用を図るため、農業振興地域整備計画の見直しを行います。あわせて、意欲ある農業経営者を農業経営合理化振興事業で支援していきます。  小田原から湯河原にまたがる広域農道整備事業は、順次計画的な整備を進めてまいります。  森林の適正な維持管理を図るため、平成13年度から着手しました菜畑林道整備事業を引き続き実施いたします。また、幕山地区新崎川右岸の森林作業道の整備も行ってまいります。  緊急地域雇用創出特別補助金を活用し、幕山梅林の景観対策事業を実施します。  福浦漁港機能高度化事業として、東防波堤を20m延伸する水産基盤整備は本年度完成いたします。  観光商工費では、「独歩の湯」は昨年1月のオープンから、1年を経たずして来場者数が10万人を超え、湯河原町の新たな観光施設として好評をいただいております。幕山梅林もさらに多くの観光客に来園していただいており、こごめの湯、湯河原ゆかりの美術館などの観光施設、やっさまつりなどの観光行事とあわせて、広く湯河原温泉の誘客に努めてまいります。  また、西村京太郎、重光葵記念館、ゆかりの美術館等、点と線で結ぶ施策として、空き店舗の活用を図っていきたいと考えております。  土木費の道路整備につきましては、小道地蔵線、さつき通り線、福浦26号線、鍛冶屋43号線、宮上46号線及び城山線など、11路線の工事費を計上いたしました。また、千歳通り1号線の照明灯改修、中川水路改修を実施いたします。  「四季彩のまちづくり」の一環として、「花の名所」の整備を進めておりますが、星ケ山の「さつきの郷」では、10万株を目標にさつきの植栽を継続するほか、植栽地の広場、園路整備を行います。また、池峯の「紅葉の里」におきましては、園地、歩道整備を行ってまいります。  若宮公園の公衆トイレは老朽化が著しいため、バリアフリートイレとして、新たに整備いたします。  湯河原東地区公園として整備してまいりました、(仮称)上の台公園が本年度完成いたします。
     昭和48年に建設した孫込住宅は老朽化が進み、雨漏り等がひどいため、本年度から国庫補助の採択を受け、3か年計画で各棟の大規模な改修を行います。  消防費では、各地区の消防活動を担う消防団の装備の充実を図るため、小型動力ポンプ、消防ホース、防火服及び銀長靴を整備いたします。  また、救急救命士の育成と高規格救急自動車の更新を行い、あわせて救命救急資機材を充実させ、救急業務の救命率と資質の向上を図ります。  防災対策としては、各災害対策の基本方針となる「湯河原町地域防災計画」の修正が本年度完成します。防災行政無線の難聴地域を解消するため、子局の増設に順次取り組んでまいります。  また、各自主防災組織の組織力を高めるため、防災資機材の整備を行います。  教育費では、昨年6月に起こりました池田小学校の事件は、まだ記憶に新しいところですが、このような事件を未然に防ぐため、各小学校の安全対策整備を行ってまいります。さらに、児童・生徒の安全はもちろんのこと、災害時の広域避難場所に指定されている各小中学校の耐震診断を行い、東海地震等大規模な災害に備えていきます。  中学校は、パソコン教室システムの整備と、国庫補助の採択を受け大規模なトイレの改修を行います。また、児童・生徒がきめ細かい授業を受けることができるよう、教育補助員及び介助員を配置します。  社会教育事業の一環として、昨年度から始まったIT講習会を本年度も引き続き行い、町民の利用技術の向上とインターネットの普及に努めていきたいと考えております。  図書館は、各種システムの電算化を推進していくほか、利用者のニーズにあった資料整備を行っていきます。  美術館は、情操教育の一助として、児童展等本年度も魅力ある特別展を開催して、町内外の皆様に利用いただけるよう努力してまいります。  本年度も、各種文化活動・生涯学習活動・青少年育成活動・各種スポーツ活動を支援し、住み慣れた地域の人々との交流を活発にして、「絆」を大切にしたまちづくりを進めてまいります。  【国民健康保険事業特別会計】  国民健康保険制度は、国民皆保険の中核となる医療保険であり、社会保障及び健康増進に寄与、貢献してまいりました。しかしながら、本格的な高齢化社会を迎えたことや社会経済情勢の変化などにより、低所得者や高齢者の加入割合が高いなど構造的な問題を抱え、国民健康保険事業は厳しい運営を余儀なくされております。  予算総額は27億2,400万円で、前年度に比べ5,600万円、2.1%の増となりました。主な要因は、老人保健拠出金の増額によるものですが、一般被保険者に係る療養給付費の伸びが前年度よりも低くなると見込まれるため、保険給付費の見込みの範囲で国保運営を図れるとの見通しから、1人当たりの保険料は、前年度当初予算額よりも低くするよう努めました。  【吉浜財産区特別会計】  予算総額は1,400万円で、前年度に比べ県の交付金等が500万円見込まれるため、55.6%の増となりました。  区有林は、水源の森として後世に残すべき貴重な財産で、計画的な施業による管理が必要でありますので、今後も管理会の皆様やボランティアの協力、県の指導をいただきながら、適切な管理に努めてまいります。  【下水道事業特別会計】  予算総額は27億4,300万円で、前年度に比べ7億4,800万円、37.5%の増となりました。主な要因は、平成13年度から平成15年度の3か年計画で実施しております、浄水センター第2期工事と電気設備改築更新工事であり、前年度に引き続き、日本下水道事業団へ委託し、実施してまいります。  面整備につきましては、東部処理分区を重点に延長1,100mを実施し、整備を促進してまいります。「健全な水循環」と「良好な水環境」を保全するため、今後もより一層の普及促進と施設の適正な維持管理に努めてまいります。  【老人保健医療特別会計】  予算総額は26億8,200万円で、前年度に比べ1,300万円、0.5%の増となりました。  医療諸費の医療給付費に係る実績等から、前年度と同額程度の予算となりました。  【介護保健事業特別会計】  予算総額は13億1,100万円で、前年度に比べ1億200万円、8.4%の増となりました。主な要因は、保険給付費の9,300万円、8.4%の増です。要介護認定者数の増と制度の浸透により、給付費の伸びを見込んでいます。  低所得者に対します保険料の負担軽減を図るため、一定の基準を設け、保険料軽減に係る所要の経費を計上いたしました。  また、本年度は平成15年度からの第2期介護保険事業計画策定の年度であり、安心して介護サービスが受けられるよう、サービスの確保・提供等に努め、制度の円滑な運用に努めてまいります。  【水道事業会計】  事業収益で5億2,362万9,000円、前年度に比べ828万7,000円、1.6%増です。事業費用で4億9,500万円、前年度に比べ550万円、1.1%の減となっています。  収益的収支では、水道事業収益の水道利用加入金及び緊急地域雇用創出特別補助金の増額を見込んでいます。  また、資本的収支では、前年度に比べ企業債が6,000万円増額となり、2億円の借入を予定しています。主な工事は、(仮称)新黒石配水池築造工事、老朽管布設替え等の工事を予定しています。  【温泉事業会計】  事業収益で2億9,684万7,000円、前年度に比べ1,248万3,000円、4.0%の減です。事業費用で2億4,990万円、前年度に比べ260万円、1.1%の増となっています。  収益的収支では、温泉事業収益のほとんどを占める給湯収益において、厳しい経済状況により、温泉使用料の減額が見込まれます。この状況を踏まえ温泉事業費用では、温泉買上料等の経費の削減に努めましたが、完成した施設の減価償却費及び職員異動等に伴う人件費の増により、増額となりました。  また、資本的収支では、前年度に比べ企業債が4,000万円減額となり、5,000万円の借入を予定しています。主な工事は、集湯ポンプ所整備工事と貯湯槽内面改修工事を予定しています。  以上、平成14年度の町政に関する所信と主要施策について述べさせていただきました。本年度も限られた財源の中で、どこまで町の独自性が打ち出せるのか、そして何よりも、町民の皆様の信頼にどうしたら応えていくことができるのか、職員とともに真剣に考えてまいりたいと思います。  議員各位並びに町民の皆様のご支援ご協力をお願い申し上げ、所信とさせていただきます。  なお、諸議案につきましては、充分にご審議のうえ、ご賛同を賜りますようお願い申し上げます。  また、会計別予算・主要事業等につきましては、企画調整部長に説明させますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。ありがとうございました。 ◯議長【松野 滿君】 町長の所信表明を終了いたします。  お諮りいたします。一般会計予算外7会計予算の詳細説明は、平成14年度主要事業で説明させていただきたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ◯議長【松野 滿君】 ご異議なしと認めます。  それでは、一般会計予算外7会計予算の詳細説明を求めます。鈴木企画調整部長。 ◯企画調整部長【鈴木 譲君】 それでは、13ページ以降の説明をさせていただきます。  一般会計におきましては5億6,500万円の増額、特別会計におきましては9億2,400万円の増額、企業会計におきましては3,800万円の増額となっておりまして、全会計では15億2,700万円の増額となっております。  14ページの一般会計予算の概要でございますが、まず歳入におきましては、右側の比較欄のとおりでございます。自主財源のうち、1 町税が約9,800万円の減額、16 繰入金におきましては、財政調整基金、社会福祉基金等からの繰り入れによりまして、総額4億500万円ほどの増額となっております。  依存財源におきましては、8 地方交付税が13年度から15年度までの3年間、国の交付税会計におきまして、その一部を地方負担とする措置によりまして、1億3,000万円の減額となっております。  15ページの目的別歳出でございますけれども、総務費の減額につきましては、黒須病院跡の分庁舎分割取得事業、土地開発公社利子補給等が減額となったものでございます。  民生費の増額につきましては、介護保険事業特別会計等への繰出金と、それから湯河原駅舎の整備事業によるものでございます。  衛生費の増額につきましては、湯河原町真鶴町衛生組合負担金、し尿処理委託事業等によるものでございます。  土木費の増額につきましては、町道の改良事業等によるものでございます。  16ページをお願いいたします。性質別の歳出でございますけれども、1 人件費の増額につきましては、退職手当組合への負担金と、それから新採用職員の人件費等でございます。  2 扶助費の増額につきましては、児童手当が増えたもので、3 公債費の減額は利子によるもの、4 物件費の増額につきましては、し尿処理委託事業等によるものでございます。  次に17ページの町税の関係でございます。変わらない景気の低迷によりまして、町民税をはじめ、ほとんどの税目で減額となっております。比較の欄にございますとおり、総額では約9,880万円ほどの減額となっております。  18ページからは主要事業の一覧でございますけれども、この中からいくつかにつきましてのご説明をさせていただきます。  まず、議会費の中で合併問題調査委託事業というのがございます。自治体間の諸問題についての調査及び調整のための予算を計上させていただいております。  総務費の家庭の日事業につきましては、過日の一般質問でございましたので、省略をさせていただきまして、非常通報システム整備事業というのがございます。近年、凶悪犯罪がかなり多発をしておりまして、子供や高齢者、あるいは女性などの弱者を守る、新たなセーフティネットの構築を目指したものでございまして、消防署や警察との連携も視野に入れております。  それから、19ページの障害者福祉の関係の湯河原駅舎垂直移動施設整備事業というのが6,000万円ほど計上されてございます。大変わかりにくい名称でございますけれども、補助事業の名称でございますので、お許しをいただきまして、これにかかる総事業費は約1億8,000万円となります。  次に20ページでございますけれども、衛生費のし尿処理委託事業がございます。これはご承知のとおり、海洋投棄をやめまして、し尿処理を足柄上衛生組合に委託をする予算でございます。  それから、21ページをお願いいたします。観光商工費の商店街街路灯維持管理事業というのがございます。各商店会が負担をしております電気料の2分の1を助成しようというものでございます。  土木費に入りますけれども、オレンジライン分割取得事業というものがございます。予定でいきますと、平成14・15の2か年間で償還が終了するわけでございますけれども、こんな財政事情でございますので、18年まで引き延ばしていただいております。  それから、さつき通り線、小道地蔵線、鍛冶屋43号線等の道路改良工事も予定をしているところでございます。  23ページまでとんでいただきまして、先ほど町長が申し上げましたとおり、大阪の池田小のような事件への対応策といたしまして、小学校安全対策設備整備事業を計上させていただいておりますことと、耐震化調査も予算計上をさせていただいているところでございます。  中学校の関係になりますけれども、便所の改修事業を大規模に予定をさせていただいているところでございます。  25ページ以降につきましては、特別会計と企業会計でございまして、先ほど町長がご説明をさせていただいておりますので、ここでは省略をさせていただきます。  以上でございます。 ◯議長【松野 滿君】 これにて、議案第17号から議案第24号までの説明を終了いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◯議長【松野 滿君】 以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。  3月11日は、午前10時から本会議を開き、町長の所信表明に対する総括質問並びに一般会計予算外7会計予算の質疑を行いますのでご参集願います。  本日は、これにて散会いたします。お疲れ様でした。                              散 会  午後4時21分 当サイトのあらゆるコンテンツは、日本国における著作権法および国際条約によって保護されています。 Copyright(c) YUGAWARA TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...